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レビュー

今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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  • ネガ

    はらだ

    読んで良かった
    ネタバレ
    2026年2月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 自分が誰を好きか、誰と付き合うことを選ぶか、誰のことを優先するのか。他人からどう見えるかではなく、自分の気持ちに正直に行動することは簡単なように見えてなんと難しいことなんでしょうか。他人に忖度したり空気を読んで自分が大事だと思っている人に発してしまった言葉は、誰のせいでもない結局自分自身の選択だから、後悔してもどうしようもないんですよね。恋愛に限った話でなく、自分の心の中の小さなトゲを思い出して共感するところが大きかったです。自分に自信があれば、好きな人をわざと突き放したり、恋人のなかに昔の男の影を見つけて嫉妬に狂ったりすることはないんでしょうね…。

    思い描いていた理想の恋愛でなくても、自分が手にできた幸せを噛みしめてほしい、過去じゃなくこれからのことだけ見つめてほしい、登場するカップルたちにこんなことを思いました。レビューと言うより独り言みたいになっちゃいましたが、すごく読み応えのある短編集で、苦くて甘美な後味が残りました。そして最後の「女子BL」は傑作でした。おすすめです。
  • 太郎 DON’T ESCAPE!

    mememe

    何度も読みたくなる作品
    ネタバレ
    2026年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 申し訳ないんですが表紙とタイトルの書体がどことなく変態っぽい感じがして、なかなか手を出せずにいました。実際読んでみて、1コマ目から太郎がめっちゃかわいかったので安心しました。せやけど何この着ぐるみ…こわっ…どんな変態が出てくるのかドキドキしました。で、出てきたのがただのイケメンじゃなくてびっくりしました。

    この作者さん面白すぎますね。本物の変態が出てくるわけでもないし、とんでもないことが起こるわけでもない、ただ何と言うか喜怒哀楽の描き方が容赦ないです。太郎もアイくんもかわいくて気の毒でキュンキュンしました。お友達もいい子らで、太郎は自分が思ってる以上にいろんな人に可愛がられていてホッとしました。太郎ホントに良かったねぇ。もう孤独じゃないね。これから二人でいっぱい幸せになるんやで。

    この数日で何度も読み返してしまったのですが、太郎のキラキラしたお目々がいろんな感情で輝くのを見るのが何度見ても見飽きないです。全人類におすすめしたいかわいさと面白さです。
  • 雪と松【シーモア限定特典付き】

    高橋秀武

    生きてて良かった
    ネタバレ
    2026年2月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さんが絶賛されているこちらの作品。今まで馴染みがなかったタイプの絵です。セール中ということもあり、ほな読んでみよかくらいの軽い気持ちで読み始めました。いやあもう、圧巻でした。人生後半に入ってBLという楽しみを覚えた者ですが、生きてて良かったと思いました。これを読まずに死んでいたらさぞ後悔したことでしょう。

    途中胸に迫るシーンが度々あって、そこかしこに栞をはさみながら読んだんですけど、3巻終わりのほうの雪の「先生は俺の家だ」という言葉がとりわけ印象に残りました。二人の人間性、感性、そして二人の生みの親である高橋秀武先生に心からの敬意を表したいです。

    あまりに世界に引き込まれてしまって、あっと言う間に読み終わってしまったので、これから皆さんのレビューを見直しつつ、今度は1ページずつ舐め回すように味わって読んでみたいと思います。他の作品も楽しみです。まだ読んでいない方はお願いですから読んでみてください。世界が広がります。先達の皆さんありがとう。
  • あなたオレンジ この街ブルー【電子限定描き下ろし付き】

    虫歯

    この二人に赤飯を炊きたい
    ネタバレ
    2026年2月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 演歌のような歌謡曲のような雰囲気のあるタイトルと表紙のイケメン二人に惹かれ、皆さんが絶賛されているこちらの作品を読み始めました。トキオと流星、全然タイプの違う二人のキャラが魅力的です。No.1の自信に満ち溢れたトキオの色気と、本人にとっては嫌でも王子様なオーラがにじみ出てしまう流星。流星は憧れの先輩で片想い中のトキオにせ〇くすが上手いと褒められるんですけど、普通好きな人にそんなこと言われたら有頂天になるじゃないですか。流星はものすごく謙虚なんですよ。あなたの魅力がそうさせるんです、と。しかも、トキオが強引に聞き出さなければ恋愛感情は胸に秘めておくつもりだったという奥ゆかしさです。トキオは最初ストレス解消と暇つぶしくらいのノリでちょっかいをかけてたんですけど、かわいい後輩に真っすぐ過ぎる想いをぶつけられて悪い気はしませんよね。

    トキオの異常な食生活を心配しお節介を焼こうとした流星にトキオがキレるんですけど、どちらの気持ちもよく分かるんですよ。流星がかわいそうな気もするんですが、実力で自分より下のお前に言われたくないという気持ち。普通に食べてても大丈夫なお前とは違うんだという気持ち。単純に食事のことで人に口出しされたくない気持ち。正しいことを言っていても相手に優しさが伝わらないことってありますよね。流星はトキオにご飯を作るためだけにNo.1を目指すようになるんですけど、この流星の真意を知ってか知らずかわざと傷つけるような酷いことを言うんです。

    生まれつき顔のいい人はそれだけで人生イージーモード寄りで、多少雑な扱いを受けても大丈夫なんじゃないかと思ってた時期が自分にもあります。人にもよるんでしょうが、そんなわけないんですよね。逆に人一倍傷ついてきた人だっているんですよ。一方、きれいでカッコよくて羽振りが良くて傲慢で、弱い部分なんて微塵も感じさせないトキオにも、誰にも見せない努力とかプレッシャーとか自分の中で闘っている部分はあるんですよね。

    辛い出来事があって、でも最悪の事態は免れて、二人の気持ちが通じ合うんですけど、ここからはもう素直になったトキオがかわいくてしょうがないです。甘々で、でもそれだけじゃなく見てて面白い二人で。流星の笑った顔も泣き顔も全部が幸せそうで。二人でいつかコーヒー屋さんを開くんだろうなぁ。番外編出ないかな。何度も読み直したくなる作品です。
  • リカー&シガレット

    座裏屋蘭丸

    愛と美の女神に祝福されたような二人
    ネタバレ
    2026年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 見た目の美しい人は心まで美しいのでしょうか?カミロがテオを愛おしそうに見つめるとき、誰よりも優しくテオに触れるとき、テオの戸惑いと快感と高揚感が伝わってきて、こっちまでドキドキしちゃいました。

    兄弟のような幼なじみのテオとカミロ。はっきり言ってテオもカミロのことを好きなんです。なかなか認められないけど。カミロはもうちょっと強引に迫ることもできるのに、テオの気持ちが自然に自分に向くまで、テオがカミロ無しじゃいられないと自覚するまで、辛抱強く待つんですねぇ。好きな子がまんざらでもなかったら、普通はグイグイ行きたくなるじゃないですか。カミロは決して自分の気持ちを押し付けたりしないんですよねぇ。本当にテオのことが大事なんだってわかります。物語の終盤、二人の絡み合うシーンが色気ダダ漏れで最高にドキドキしました。この幸せなカップルはこれから先もずっと、絵葉書のように美しく情緒溢れる街で、気の良い友達やお客さんたちに囲まれながら、豊かな人生を送ることでしょう。

    以前にこの先生の他の作品をちらっと読んだときは自分には刺激が強すぎると思ったんですが、今なら世界観に浸れる気がします。こちらの作品はBLを読み慣れている方もそうでない方も受け入れやすいのではないかと思います。心が潤います。おすすめです!
  • バチクソ爆愛申し上げます【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

    深夜

    いろいろかわいすぎて困った
    ネタバレ
    2026年1月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めへの恋心が募りすぎて様子のおかしい受けと、次々と繰り出される好き好き作戦を華麗にかわし続ける攻め。表紙からして2人とも只者じゃあない雰囲気出してますよね。フォローさせていただいている方のレビューで知ったこちらの作品、読む前からぜったい面白い、好きなやつだってわかってました。

    物語の冒頭、おかしなジャージ姿の怜(れん)に迅さんじゃなく私のハートががっちり掴まれました。迅さんの冷たいまでの冷静な視線にめげることなく、親友の牧くんを巻き込んで涙ぐましいアピールを続ける怜の想いはどのような形で迅さんに届くのか。途中の回想シーンでは二人の同居生活のなれそめが語られ、年の離れた他人の二人が強い絆で結ばれていることがわかります。物語のクライマックスから終盤にかけての展開はもう、最高でした!!驚きとせつなさと感動と笑いが一気に押し寄せ、迅さんはノックアウト、そこから待ちに待った二人が結ばれるシーンがエロい!エロ過ぎる!それでも最後まで笑いをぶっ込んで来る作者様のサービス精神に完敗です。

    結果: 期待をはるかに上回る読み応えと奥行きのある作品でした。読んだら元気が出ます。バチクソおすすめです!!
  • 河川敷ロミジュリ抗争曲【電子限定版特典付き】

    トビワシオ

    男前ヤンキー×2+猫=癒ししかない
    ネタバレ
    2026年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主役のヤンキー2人がかっこよくてかわいくて純情で、食い意地の張ったネコちゃんもかわいくて、最初から最後まで楽しんで読めました。途中2人の仲が拗れるかなとヒヤヒヤした場面もありましたが、ちゃんと心の深いところでつながっていられて良かったです。2人と1匹で河川敷で遊んでるシーンとか、ゆっくり丁寧に恋人としての距離を縮めていく様子に癒されました。エロいシーンはがっつりエロく、愛に溢れてました。そしてそして、巻末の2ページにわたるボスのサービスシーンがかわいいんですよ!こいつはよく出来た猫でして、2人がイチャつき始めたら邪魔しないようにスッと立ち去るという気遣いのできる子です。犬派ですが猫もいいなと思っちゃいました。明るい気持ちにしてくれる素敵な作品でした。
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  • カラーレシピ

    はらだ

    めちゃくちゃ面白かったです
    ネタバレ
    2026年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さんのレビューを見てどんなホラーが待ち受けているのだろうとドキドキしながらページを繰りました。いや~、予想外に面白かった!予想外と言っては失礼なんですが、一部過激な描写やドロドロしたストーリーのわりに満たされた気持ちで読み終えることができました。目的のためなら手段を選ばない福介のやり口は常軌を逸しているし、相手の「感じ方」までコントロールしようとするところはハッキリ言ってムカつきましたが、しょーちゃん大好き、しょーちゃんを手に入れたい、しょーちゃんの一番になりたいという気持ちに嘘はないように思いました。対するしょーちゃんは、美容師としてのスキルに全振りしちゃったような真面目でまっすぐで不器用な人で、福介や鬼原さんが執着するのもわかるかわいさです。そんな隙だらけのしょーちゃんが少しずつ福介に心を開き始めた矢先に一連の悪事がバレるんですが、しょーちゃんの怯えた顔が福介の好きだったしょーちゃんの泣き顔と違ってる、おかしいな、こんなはずじゃなかったのにと焦るシーンに心がヒリヒリしました。

    しょーちゃんにはっきり拒否されてからの人前でなりふり構わず土下座、茫然自失で退場、しょーちゃんが訪ねて来るまで引きこもり、この過程もりくが言うとおり計算づくの演技だったんですかね?真っ白だった好きな人を汚してしまったことへの後悔、唯一手に入れたかったものを失ってしまったことのショックは嘘ではないように思いました。福介は間違いなくサイコパス的ではあるけれど、多少の共感能力と良心は持ち合わせているように見えました。最後、これ以上変なことしなければしょーちゃんの気持ちは手に入るんだから血迷うなよ、でもコイツまた何かやらかすんだろうなあ、福介頑張れ、しょーちゃん気をつけて!と矛盾した感情で幕を閉じました。でもこの二人には幸せになれる可能性はあると思っちゃうんですよね。こういう気持ち自体がサイコパスに影響されてしまっているのかもしれませんが。

    こちらの先生の作品は以前にいくつか途中まで無料で読ませていただいたときは自分向けじゃないと思ったんですが、この作品があまりにも良かったのでちゃんと読んでみたいと思いました。いろいろバランス良く描かれていて、こういう言い方が適切かわからないですが最後まで楽しんで読めました。ホントに読んで良かったです。皆さんのレビューに感謝です。
  • E.G.G 【短編】

    安堂ろめだ

    孵化しつつある関係
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アンソロジー「東京戦慄奇譚」で美しい作画と完ぺきなプロットが印象に残った作家さん。こちらの短編は設定がリアルで、ケーキ爆喰いで不倫の寂しさを埋めるのがクセになってしまったゴウの気持ちも、そんなゴウを救いたいけど幼馴染みの関係にひびが入るのを恐れてなかなか一歩踏み出せないでいる行広の気持ちも、すごく理解できました。

    クライマックスから終盤にかけて、二人のセリフやモノローグの一言一言が、嘘や綺麗事がなく、心に響きました。E.G.G.のピリオドは、これから少しずつ丁寧に殻を破っていく感じがしてなんかいいなと思いました。表紙から受ける淡くきれいな印象を裏切らない終わり方でした。おすすめです。
  • シガー・スイート・セックス 新装ぎゅっ詰め版【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

    かむ

    期待しすぎた
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ リアルの世界でタバコ吸ってる人を特にかっこいいとは思いませんが、マンガではなぜこんなにかっこよく見えるんでしょう。冒頭の攻めがタバコ吸ってる姿に惹かれて買ったんですが、正直第一話が一番ドキドキしました。攻めのミステリアスで色っぽい雰囲気や包容力に対して、受けのかわいさ、かっこよさがそれほど伝わってこなかったのが残念でした。逆に攻めも最初の掴み所のない印象が良かったんですが、普通に誠実でスパダリタイプの人でした。画力が素晴らしいのと、攻めの顔がメチャクチャいいのでこちらの評価です。
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  • 裸BL【特典付き】

    /紅蓮ナオミ/ヒロハルヨシ/雨宮かよう/浜木水竜/うめーち/みーち/サキラ

    テンション高すぎてちょっと疲れた
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みで1話目がぶっ飛んでいて面白そうだと思い半額以下で購入したが、正直ハチャメチャ過ぎて恥じらいも何もあったものじゃなく、キュンとするはずの場面もあったのにあまり入り込めなかった。続く2話目はマッサージでエスカレートして最後までという設定が好きになれなかった。3話目「雷様拾いました」は研究者が美少年の雷様の裸を紐解くお話。かわいらしいお話で良かった。4話目はストーリー性に欠けていて好きになれなかった。5話目「MAPPA!」は若き日本人研究者が未開の地のマッパ族の村で暮らすお話。裸の描き方がきれいで気に入った。6話目「煩悩まみれの褌修行」は文句なしに面白かった。終盤がやや急な展開に思えたが、それを吹き飛ばすくらいのギャグセンスを評価したい。裸の描き方も誇張しすぎないかっこいい体で、エロいシーンも情緒があって良かった。最後の「裸のオアシス」は予想外の結末で、意外と深いお話だった。社畜の主人公が、助けてくれたおむかいさんのギリシャ彫刻みたいな裸体を堪能する場面でのたとえが、自分には新鮮で傑作だと思った。興味のある方はセール時に買うことをおすすめします。
  • 理想の恋人 姫宮くん【特典付き】

    木田さっつ

    運命とは
    ネタバレ
    2026年1月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 姫宮くんが想像以上にかわいくて鼻血が出るかと思いました。当方察しの悪い子なので、帯の「元××」の××ってなんやろ?まさか女性じゃないよなぁ??と見当外れのことを思いながら、最後のほうまでドキドキしながら楽しめました。で、読み終わったら即、最初から読み直したくなる一冊です。

    マッサージって言うと凝り固まった大人のためのもので、健康そうな若者に必要あるのか?と思う人もいるかもしれませんが、いろいろ疲れてる子にはリラックスできて効果があるんだと思います。湯川くんのマッサージは体だけじゃなく姫宮くんの荒んだ心もほぐしてくれて、自分が変わるきっかけをくれたんだよね。二人を引き合わせてくれた梅ばあちゃんに感謝ですね。

    気持ちよくて寝ちゃった姫宮くんがお姫様抱っこされてるのを見て、体格差カップルっていいものかもなと思いました。もうね、木田先生の体の描き方が絶妙にエロいんですよ。しっかり男らしいのに母性を感じさせるような柔らかさもあって、まさに目の保養です。体の相性はもちろんですが、心の深い部分で結ばれた二人です。皆さんもかわいらしい二人にぜひ癒されてくだい!
  • 東京戦慄奇譚

    MARBLE COMICS 編集部

    高コスパ・インパクト大のアンソロジー
    ネタバレ
    2026年1月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしく読みごたえのあるアンソロジーです。多少グロい場面がOKなら絶対読んだほうがいいです。

    【1巻】かわいい、愛しい、かわいそう、気味悪い、怖い、切ない、可笑しい等、さまざまな感情を味わえるバラエティーに富んだ一冊。ホラーとエロのバランスが素晴らしく、忘れた頃にまた読み返したくなる。どの話も本当に面白く甲乙付けがたいが、凡乃ヌイス「6と7」はやはり傑作。

    【2巻】あまり怖くない話もまじっているが、1巻に引き続きどの話も素晴らしく完全度が高く、繰り返し読むに価する一冊。小説のような奥行きと情緒を感じられる作品が多く、中でもさきしたせんむ先生の作品は辛く悲しいばかりでなく二人の愛の尊さを感じさせる話で、内容的にこんなこと言っていいのかわからないけど幻想的な美しさもあり、全巻をとおして最も心に残った。この後の最後の話は面白かったが非常にゲスいシーンが出てくるので、正直読む人を選ぶと思う。

    【3巻】愛する人を失った絶望や悲しみ、愛しすぎたが故の狂気が残酷な結末につながる話が多かったように思う。全巻を通じてすべて絵のクオリティが高いが、この巻は特に美しさが際立っている気がする。

    個人的には、さきしたせんむ「mouth to mouse」が入っている2巻が一番おすすめですが、タイトルになぜmouseという言葉を入れたのかは謎です。
  • 愛され慣れてない穂高を愛し尽くす本。

    あゆ河

    愛の伝え方が高校生とは思えない
    ネタバレ
    2026年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「この人ならどんな自分でも受け入れてくれる」と思える人に一人でもいいから出会えれば、人は孤独じゃなくなる気がします。言葉と身体とすべてを駆使して愛されていることをわからせてくれる人がいたら、それはもう、かけがえのない一生ものの財産のようなものだと思います。刹那的な雰囲気に包まれたストーリーですが、この二人は何があっても離れず、二人で幸せになれると信じたいです。
  • タチとネコどっちがイイの?~汁だくエッチなみつどもえ~ 分冊版

    名原しょうこ

    仲良しで何より
    ネタバレ
    2026年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染み仲良し3人組がラブラブいちゃいちゃしまくるお話。9割がたエロです。節操はありませんが愛はあるので安心してください!本編以外のおまけのページに3人のかわいさが凝縮されています。3巻では仲良く海辺に旅行に出かけるんですが、3人お揃いのお土産がかわいいんですよ~。巻末のカラーのイラストもすごくきれいで、青春してるなって感じでうらやましくなりました。3人のバランスが取れていて、暗いところがなく、安心して楽しめる作品です。
  • きみと結ぶニライカナイ【電子限定描き下ろし付き】

    ふじとび

    万人におすすめしたい爽やかで癒される作品
    ネタバレ
    2026年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今まで読んだなかで飛び抜けて健全なBLでしたが、すごくいい話で満たされた気持ちになりました。正直今まで沖縄の文化に特に興味がなかったのですが、この作品を読んで初めて沖縄の食べ物や方言、死者やご先祖様に対する考え方など、もっと知りたいと思いました。目次の言葉がもともと意味を知っていたものも知らなかったものも、文字の並びがかわいくて、作中のおばあがしゃべる言葉も味があって、こんなこと言ったらアレですが沖縄とBL作品は相性が良いのでは?と思いました。

    肝心のストーリーですが、主人公のハルは生活と人生のピンチを二度にわたりユキに助けられるんですよね。一方、生活に困っていないユキは行動力のあるハルとの暮らしで人間関係に不器用な部分を少しずつ変えていくことができて、ぴったりの組み合わせの二人に思えますが、何となくズルズル世話になり続けたり、寂しさを埋め合おうとしたり、互いに頼り過ぎないところが推せます。特にユキは相手の気持ちに寄り添って支えることのできる、いい男なんですよ。二人が離れ離れになるときの抱擁のシーンに胸が熱くなりました。

    作中のブラック企業や生活の不安に関するくだりは、あっさりした描写だけどリアルです。この作品みたいに逃げる場所や帰る場所があって、仕切り直すことができればいいんだけど。もうちょっと優しい世の中になればなあ・・・なんて思いました。

    作品をとおして私の特に好きなシーンは、ユキのちんすこう二本食いと、おめでとうの舞いと、ちびハル(ハルの心の声みたいなの)が恋のブレーキをふんだり、けしかけたりするところです。いろいろかわいくて心が和みます。皆さんもぜひご確認ください。
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    0件
  • ゆらゆらひかる【シーモア限定描き下ろし付き】

    鉢野うら

    少女漫画のような恋
    ネタバレ
    2026年1月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の人には見えていないのかと思うくらい影の薄い自分のことを、なんでこの人だけが気づいてくれるんだろう?この人といるとなんでこんなに心地好いんだろう?と思っていたら、幼い頃の忘れられない思い出の相手だったというお話です。

    なんででしょうね、昔一度だけ会った人のことが、そのときの状況や情景とともにずっと記憶の片隅に残ることはありますよね。そんな相手と偶然再会して互いに気づいたら、それはもう運命なんでしょうね。

    ストーリーに大きな起伏はなく、全編をとおしてきれいな温かい海のなかでゆらゆらと揺られているような心地好さに包まれたお話です。随所に出てくる鯨やジンベイザメなどのモチーフ、海をイメージした背景、作中重要なアイテムである花束の絵など、イラストがきれいで印象的です。主人公二人は透明できれいな海のなかで自由に泳ぐ番のイルカのようなイメージです。キスも致してるところもガッツリえろいんですけど、いやらしさが無く、かわいさが支配してます。王子さまが二人って感じです。祝福せずにはいられない、かわいらしい二人です。

    繰り返しますが、人物もそれ以外も絵がきれいで、特に各章の扉絵はカラーで見てみたかったです。心がすぅーっと洗われるような、きれいな作品です。皆さんもぜひ癒されてください~。
  • オンリー・トーク

    一穂ミチ/志村貴子

    いろいろドキドキしました
    ネタバレ
    2026年1月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みでなんか読んだことない感じのBLだな、続きがすごく気になるぞと思い、直ぐに読んでみました。いや~~面白かった。今まで相方に恋する芸人BLしか読んだことがなかったので、本作の設定は新鮮でした。それと、ここまでお笑い界を本格的に描いた創作を読んだことがなかったので、自分の中のお笑いに対する見方も多少変わったような気がします。

    よくテレビで芸人さんがお世話になってる先輩やかわいがってる後輩の話をしますよね。お笑いの世界って他と比べて特別そういう結びつきが強いのかなとは思っていましたが、この作品を読んでなんとなく理由がわかったような気がしました。人前で身一つで笑いを取りに行くのはとんでもなく勇気のいることで、才能や努力をもってしても日の目を見るとは限らない。そんな独特な世界で同じ芸人どうしじゃないと理解できない、支えられないものがあるのかな、と。もちろん即物的・実践的な意味もありますが。

    このマンガの飯田さんと小峰くんは、小峰くんが一方的に飯田さんに憧れ、目標にし、恋い焦がれているのかと思いきや、実はそうじゃなかったことが終盤で飯田さんの口から語られて、そのときの飯田さんのセリフに痺れました。いやもう、ズルい男なんですよ。ズルいと言うのはかっこいいという意味で。こんなん沼やろって何度か突っ込んでしまいましたわ。小峰くんもこれまたかわいいんですよ。他にも良い意味で予想を裏切られた展開があって、最後まで楽しませてくれました。

    自分はお笑いに関しても漫画に関してもド素人ですが、この作品はお笑い界やBLにふだん興味がない方にもぜひ読んでいただきたい、それくらい面白かったです。自分も皆さんのレビューがなかったらスルーしたままだったと思うので、感謝ですね。
  • 父の愛人 【電子限定特典付き】

    塩味ちる

    純情でエロくてかわいい家政夫さん
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 妻が浮気して出ていったあと仁井名家で家政夫として父子を支えてきた梓純平くん。見目麗しく心優しい好青年で、息子の晴輝からも兄のように慕われ、もはや家族の一員のような存在です。そんな梓くんと小説家である主人の國彦さんには、晴輝に打ち明けられない秘密があって、愛人みたいな関係を続けていたのですが、タイミング悪く晴輝にバレてしまうんですよね。

    もう晴輝がめっちゃいい子なんですよ。父親と梓くんに大事にされて、母親との関係も悪くないみたいで、すくすく育ったんですねぇ。晴輝のおかげで先生は男気を見せ、梓くんの数年越しの想いは報われ、晴れて恋人どうしになった二人の幸せオーラが眩しすぎてクラクラしちゃいました。恋人としての梓くんが一段とかわいくてエロくて、先生もそんな梓くんにメロメロで、なんかもう尊すぎて拝みたくなりました。年を取ってもこんな恋愛ができるって、うらやましいです。この二人はこれから先もおだやかに年を重ねて行くんでしょう。この作品の一番の見所は何と言っても梓くんの肉体美で、ホントすごいんですけど、全編をとおしてしっとりとした情緒のある作品でした。
  • オリンピア

    丸木戸マキ

    二人の男に愛し愛された人形の話
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一片の美しい夢のようなストーリーでした。変わり者で家族と疎遠だった父が生前、我が子のように慈しみ愛を与え続けたラブドールの半朱(ハンス)。半朱をとおして礼央(レオ)は幼き日の父の記憶を呼び起こされ、二人で父の好きだった音楽に耳を傾けながらありし日を偲びます。たった一コマから、二人の魂が寄り添い、静かで満ち足りた時間が流れるのを感じ、心が震えました。

    昭仁さんが半朱にすべてを与えたように半朱も昭仁さんを愛していたことを、昭仁さんは知らなかったかもしれない。けれど二人の愛が奇跡を起こし、半朱と過ごした束の間の記憶がこれから先、礼央の心を支えていくんじゃないかと思いました。

    丸木戸マキ先生の作品は心の奥深いところに語りかけて来るようで、この作品も涙なしには読めませんでした。同時に所々クスッと笑わせてくれるシーンもあって、読後は切なくも温かい気持ちになりました。この作品に出会えて本当に良かったです。
  • その気でいてよ

    ヤマダ

    やられたら やり返す感じ
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この限られたページ数でこのインパクト!!きれいで小悪魔的な笑顔が魅力の転校生と、クールでやんちゃな雰囲気だけど面倒見の良い学級委員長。なんてバランスのとれた二人なんでしょう。恋の始まりの緊張感というか、見てる側がもどかしい感じが堪りません。これは気の毒だけど女子の出る幕はないですねー。
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  • 冬融ける

    阿部あかね

    ダメな部分も含めて愛おしい
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のニーナがけなげでかわいくて男前で、この先生はなんでこんないい男が描けるのかなと、改めて思いました。一方的にコンビを解散して教師になった元相方、飯塚は13年経ってもニーナから逃げ出したときのままのヘタレなんですが、初めて自分をさらけ出し積年の想いを打ち明けた飯塚のことを、ニーナは呆れつつもいい男だと言ってくれるんですよ。ニーナさん、あなたは女神かなんかですか??飯塚には勿体ないいい男ですが、飯塚はニーナの入ってたお風呂をチュルチュルしちゃうくらいニーナLOVEなので、今度こそ人生の良き相方になってくれることでしょう。阿部あかね先生はおそらく卓越したお笑いのセンスの持ち主で、会話がウィットに富んでいて、セリフがめちゃくちゃ刺さるんですよ。緩急のつけ方が上手くて、読んでいて心地好いんですよね。

    本当は表題作じゃないほうの「夏の群れ」が試し読みで気になって購入したんですが、どちらも本当に良かったです。まだ読んでない作品もあるのですが、阿部あかね先生ラブです。
  • ホーム・スイート・ホーム

    akabeko

    帰る家があるのは幸せなこと
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 血のつながらない叔父と甥が、最悪な出会いから始まり徐々に心の距離が縮まっていき、力を合わせてピンチを乗り越え、やがて本当の家族になるまでを描いたお話です。回想シーンでしか出てこないお姉さんが取り持った縁が孤独な二人を結びつけ、新しい一歩を踏み出せたことに、ほろ苦い幸せを感じました。一巻完結ということもありakabeko先生にしてはあっさり終わった印象ですが、描き下ろしの内容が濃くて満足しました。お姉さんはこれからも空の上から二人を見守ってくれることでしょう。
  • 射干玉の夢

    ジヨンヌ

    芸術的な作品
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も雰囲気も美しい作品でした。全体をとおして目の描き方が特徴的で、第一話の目ん玉を舐めるシーンに衝撃を受けました。正直、第一話「覗」のインパクトが大きすぎて、自分のなかではそこがクライマックスになってしまいました。小説のように深く味わえる人にとってはきっと凄い作品なのだろうと思います。
  • しょうがないけど愛おしい【電子限定描き下ろし付き】

    ななつの航

    最初から最後まで楽しめました
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一途な年下ワンコ(圭吾)×包容力のある従兄弟のお兄さん(尚にい)のお話です。最初は圭吾のストーカー気質に引き気味だった尚にいが、自分でも気づかないうちに圭吾のことを好きになっていたことを自覚したときの泣き顔に、心臓を鷲掴みにされました!猫のソバとウドンもかわいいんですが、尚にいのかわいさには負けるかも。それで、圭吾には尚にいの涙の本当の理由がわからなかったみたいなんですが、それも含めて最後まで目が離せない展開でした。吹っ切れた後の尚にいがエロかわいくて、圭吾はますます尚にいラブで、これから先も恋人として成長していくに違いない二人のことが愛おしいです。タイトル回収もバッチリで、おまけまで読み応え抜群でした。かわいい二人のお話を皆さんもぜひ読んでみてください!
  • 成長痛【単行本版(電子限定おまけ付)】

    梶ヶ谷ミチル

    心に染み入る名作
    ネタバレ
    2026年1月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙からタイトルから何から何までエモい作品でした。ノスタルジックと言えばそうかもしれないけれど、成長に伴う痛みの経験はいつの時代も共通のものがあるのだと思います。そんな青春のほろ苦さや思春期ゆえの繊細な感情の揺れを、二人の出会い、別れ、再会をとおして丁寧にそして色鮮やかに描き出した、永遠に色褪せないであろう作品です。

    明るく静謐な雰囲気をまとった夏目くんと、夏目くんへの恋をとおして著しい成長を見せるすばる。年をとった自分には、二人の出会いから会えない間にお互いを想うシーン、そして二人が結ばれるシーンまですべてがキラキラ輝いて見えるのですが、終盤に二人で星を見るシーンがかわいくてロマンチックで身悶えしました。恥ずかしながら「すばる」がどの辺の星か知らなかったのですが、次に晴れたら夜空に煌めく星の集団を探してみたいと思います。
  • ツンデレ王子のハメ探し【棒消し修正版】

    名原しょうこ

    小さい魔法使いかわいい
    ネタバレ
    2026年1月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とんでもなくエロいシンデレラストーリーでした。王子と運命の相手のジンが体力ありすぎです。めくるめく色んな体 位で交わってるのにキス一つでキュンキュンしてる二人がかわいかったです。愛に真摯で貪欲な王子が幸せを見つけ、国民も幸せにする、ステキなおとぎ話でした。
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  • 三兄弟でなかよしえっち次男受け【R18版】

    おいも

    これはもう沼
    ネタバレ
    2026年1月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とんでもなくエロかわいい作品に出会ってしまいました。三兄弟で3Pって・・・頭イカれてんのかと思うじゃないですか?それが全然そんなことないんですよ。正直怖いもの見たさの部分もあったんですが、絵の上手さもあいまって、きれいでかわいくてテンションのあがるお話でした。

    長男→次男:次男が失恋で弱ってたところを長男が慰めた(次男いわくつけこまれたらしい)
    三男→次男:上二人のヤってるのを夜な夜な覗き見してたら長男にバレてて、次男とやりたいと思ってるのもバレてて、仲間に入れられた。

    ☆長男の人心掌握術がすごいんですよ。立て板に水というのかな、相手の欲望を察してその気にさせるのが上手いです。始終冷静で、かわいい弟二人の仲良しを眺めて悦に入ってる変態ですが、終盤に下二人の仲良さに嫉妬してガツガツ行くところが良かったです。☆次男はもう、優しいというかチョロ過ぎというか、大好きな兄弟の言うことなら結局全部受け入れちゃうんですよ。自分がないわけじゃなくて、快楽に弱い自分のことを恥ずかしいと思ってるあたりもかわいいです。☆三男は素直でお兄ちゃんたち大好きで、二人に気遣ってちゃんと我慢もできる賢い子。長男じゃないけど大物になる予感がします。

    最初から最後まであまりに自然な流れで、皆さん書いておられるんですが暗いところが全然ないです。強いて懸念事項を挙げるとすれば、次男の体が心配なのと、兄弟でこんなに気持ちいいことを知っちゃったら他では満足できないんじゃ?その点気がかりです。特に次男に関しては、最後ちょっと激しいプレイで終わったんですが、今後はあまり無理させず労ってあげてほしいと、次男贔屓の身としては心配しちゃいました。

    割引で買えたのもありますが、この読み応えと満足感でこのお値段は安いです。設定が嫌でなければ本当におすすめです。
  • 当園は閉園致しました【分冊版】

    むだ

    !!!
    ネタバレ
    2026年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めっちゃいいところで終わったよっ!嘘でしょ?この二人の幸せな未来をもう少しだけ見ていたかったよ~。動物園の閉園という、ハルさんにとって辛い節目に二人が出会えた奇跡。きっと天使のようにかわいくて優しいハルさんに神様がとりなした縁なのかなぁ、なんて勝手なことを思ったりしました。
  • ぬるくなるまで待って

    のばらあいこ

    すごく良かった
    ネタバレ
    2026年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 気さくで優しくてどちらかと言えば繊細そうで、構ってほしそうなわけじゃないけど何となく寂しそうに笑う先輩がいたら、気になっちゃいますよね。すごいですね、この作者さんは普通にいそうな人を魅力的に描くのが上手いです。ちょうどいい温度でいられる相手を見つけたら、逃がしちゃダメですね。切なさといとしさと心地よさの入り交じった、明るい気持ちにしてくれる素敵な作品でした。
  • 寄越す犬、めくる夜

    のばらあいこ

    闇から光のあるほうへ
    ネタバレ
    2026年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めたら最後、物語の結末を見届けずにはいられない、強い引力を持った作品でした。菊池と須藤の生い立ちと、人のいい新谷が引きずり込まれた闇はハッキリ言って地獄絵図で、菊池と新谷に関してはなんでそこまでされなきゃいけないのか、無慈悲で理不尽で非人道的で、けれども決して非現実的とは言えない苦境に胸が痛みます。

    新谷は確かにかわいそうな人に弱いのかもしれない。けれどもそれはそんなに悪いことじゃないと思う。菊池のことを心から愛しつつ須藤を見捨てることもできない、そんな新谷だからこそ菊池は好きになって、生きる理由になったんでしょう。岡惚れという言葉を初めて知りましたが、すべての不幸を凌駕するくらい菊池にとって新谷は初めて自分を肯定し愛してくれた人で、だから何があっても信じることができたんだと思います。

    なんかこうやって書いてると陳腐な感じですが、ドロドロのぐちゃぐちゃのボロボロだった三人がそれでも生き続けて、きれいに笑えるようになってくれてホッとしました。現実はこんなに上手く行かないのかもしれない。けれど三者三様に必死に生きる姿に勇気を与えられ、救われた気持ちになりました。繰り返される暴力的で悲惨な描写にもかかわらず最後まで目が離せなかったのは、登場人物の人間性に共感できる部分があったからです。架空の世界のお話ですが、彼らの幸せを願わずにはいられません。
  • それでも君と恋がしたい!【電子限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】

    黒田くろた

    巻頭イラスト見てみて!
    ネタバレ
    2026年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙のインパクトはそれほどなんですが、巻頭イラストを見たらわかるとおり、受けの葉月くんがそれはもうかわいいんですよ!!見てくれがいいのはもちろんなんですが、バイト先のコンビニでは女子高生からじーさんばーさんにまで優しくて人気者の葉月くん。アホな子ではないんですが、ふわっとしてて貞操観念ゆるめで、男運が悪くて、まともな恋愛は諦めちゃってるちょっと不憫な子です。攻めの本田さんは爽やかで真面目な好青年で、毎週仕事で葉月くんに会える水曜日を楽しみにしちゃってるような純朴でかわいらしい人。葉月くんの魅力にメロメロになりながらもちゃんと恋人どうしになるため己の欲望と闘う姿がかっこ良かったです。見てるだけで癒される素敵なカップルです!
  • 充知くんは知りたがり

    広里かな

    たいへん癒されました
    ネタバレ
    2026年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだ作家さんですが、なんというか目にやさしい絵で気に入りました!仲良し男子高校生三人組のお話なんですが、キャラがいいんですよ。クールに見られがちだけど人見知りなだけで、素直でおぼこくてかわいい充知(みち)。仏のように動じないくせに充知のことになると実は策士な大剛(だいごう)くん。けしかけるわけでもなく冷静に見守りナイスアシストを繰り出す国光。三人ともちょっとアホでいい子でかわいいんですよ~。恋愛以前に三人は良い連れで、会話のテンポや雰囲気に癒されます。

    大ちゃんが本気出してからガッツリいやらしいのが応援したくなる!ドキドキしてる充知がかわいい!情緒が安定してる国光を褒めてあげたい!充知は無理せず最高の相手と大人の階段をのぼれて良かったねぇ。見てるこっちも幸せな気持ちになりました。いろんなDKものを読みましたが、こちらの作品は特におすすめです!
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  • お試しデリバリーラヴァー【単行本版】

    那梧なゆた

    ハムスターかわいい
    ネタバレ
    2026年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな那梧なゆた先生のデビュー作。すごいですね、この頃から絵が変わっていないんですね。ダメな部分も含めて登場人物皆かわいくて愛すべき人たちです。なゆた先生の本は読んだあと気持ちが軽くなる気がします。もちろん皆いろいろ抱えているものはあるんだけど、こんなふうに軽やかに生きられたらなー、なんて思います。
  • 中野家のはなし

    会川フゥ

    皆幸せになってほしい
    ネタバレ
    2026年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでいて苦しくなりました。好きになってはいけないはずの相手を好きになってしまうことは、なぜこんなにも後ろめたいものなのでしょうか。どこでどう間違ってしまったのか、もし何か少しでも違っていれば、普通におだやかな関係のままいられたのではないか。後悔しても元に戻ることはできません。

    人の気持ちというのは底の見えない深淵で、あまり覗き込んではいけないことは本能的にわかっているはずなのに気づいたら溺れてしまっていた人を、責めることはできないけれど、どうしてあげることもできない。都合のいい言葉だけど、それも運命なのかなと、受け入れるしかないんじゃないでしょうか。

    決して明るい話じゃないですが、サボりがちでも学校には行って、本気で心配しつつそっと見守ってくれる友だちがいて、縁あって泊めてもらった先輩といいこともあって、親もいい親で、そして何があっても愛してくれる兄がいる。自分の将来に希望はないとシューヘイは言いますが、それでも生きていかなくてはならないし、生きていきたいと、最後前向きな言葉が聞けました。きっと生きてて良かったと思える日も来るんじゃないかと思います。
  • バニラの甘さを証明せよ【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

    峠本

    想像より遥かに良かった!!
    2026年1月6日
    面白すぎて読み終わるのが勿体無かったです!!どこがどう良かったか説明できないくらい好きです。読んだら元気になります、皆さんぜひ読んでみてください!
  • 堅物同僚男子を抱いてみたら【コミックス版】

    麻井あらた

    かわいい顔して脱いだらすごい
    ネタバレ
    2026年1月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キャラもストーリーもよくある感じではあるんですが、二人ともかわいらしくて好感の持てる人物で、特に大きな障害もなくわりと最初からラブラブなので、ストレスなく読めました。エロいシーンも含め絵がたいへんお上手で、愛に溢れてました。これから楽しみな作家さんです!
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  • トロける誘惑マッサージ

    都みめこ

    確かにこれは誘惑される
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず声を大にして言いたいのは、攻めの顔が良すぎるということ。こんな顔のいい人が女性向けのエロいマッサージに来ちゃったら、緊張してマッサージどころじゃないんですけど!? しかしながら皆さん安心してください、彼は正真正銘のゲイなのです。そして、腕は確かでおまけに性格もおだやかなんですよねー。

    ゴツい体の男が女装にマスクで何とかバレないようにマッサージしてもらうんですけど、まあ案の定最初からバレてて、でもなぜかスルーしてくれるんですよ。受けは真面目な性格のわりに大胆なことをやっちゃうところがあって、かわいらしいと言えばかわいらしいんですけど、正直ウジウジしたところがあって、それでも攻めは辛抱強く待って優しく受け止めてくれるという、まあいろいろと都合の良い部分はあります。

    ですがそんなこと全く気にならないくらい攻めがいい男なんです。そして二人ともいい体しててエロいです。出会い方は特殊だけど、惹かれ合う相手と心から結ばれて良かったね。けっこう感情移入して読んじゃいました。皆さんもぜひ癒されてください~。
  • pink.

    おんせん

    優しく力強いピンク
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 地味で大人しくて目立たないどこにでもいる感じの子と、派手な頭で怖がられている一匹狼のヤンキー。まさかこの二人が付き合ってるなんて誰も思わないですよね。この二人、実はおそろいの印があって、交わす言葉は多くなくても深い絆で結ばれているのです。

    陽太の目から見た世界でピンクだけが特別な色彩を放っているのですが、たとえピンクじゃなくても陽太の目には貴ちゃんはどこにいても見つけられるくらい輝いて見えるんだと思う。そして、貴ちゃんにとっては陽太はかわいくて仕方ないんだよね。確かに陽太はかわいいですよ、この作家さんはギリギリあざとくないかわいい男子を描くのが上手いですね。まだ読んでいない作品もあるので楽しみです。
  • 甘いのはお好きですか?【R18版】

    akari

    男の人は甘党が多いですよね(^^)
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵がとても上手いです。雰囲気もあります。ただ他の方も書かれているんですが、二冊に分かれているために話の流れがわかりにくい感じになってしまったのかなと思います。あと、画質が荒いのが残念でした。

    夢で見た体の柔らかさと和菓子のお餅の感触を重ね合わせて身悶えするシーンは良かったです。タイトルどおりの甘々でかわいらしい二人でした。今後楽しみな作家さんです。
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  • バイト先の生田くん【デジタル特装版】

    会川フゥ

    全力で応援したくなる二人
    ネタバレ
    2026年1月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙と試し読みの印象とは違ってけっこうズシンと来る内容でした。生田くんは本人いわく暇つぶしくらいのノリでバイトの新人にちょっかいをかけてはテキトーにその日暮らしを楽しんでいる感じの若者なんですが、人懐っこくて飄々とした笑顔の奥底には思ったよりも深い川が流れている人でした。

    決して恵まれているとは言えない環境で育って、高校卒業後は一人で生きてきた生田くん。縁あって働くことになった喫茶店でいろんな学生バイトが人生の通過点として通りすぎていくのを見て来ました。コマもそのうちの一人に過ぎなかったのですが、コマだけが生田くんの魅力に気づいちゃうんですね。生田くんは自分はなりたいものもないし何もない人間だと思ってるんですが、生田くんの仕事振りを見ていたらとてもそんなふうには思えないんですよ。誰に対しても接し方がフラットで、悪く言えば掴み所のない感じだけど、他人や世の中に何か求めたり妬んだり執着したりせず生きてきた生田くんの穏やかな佇まいに、コマは惹かれたんだと思います。

    生きてきた環境も立場も違う二人が出会って、こんなふうに一緒に生きていきたいって思えるのは幸せなことですねぇ。体の関係から始まったことは問題ないと言うか、むしろそれがなければお互い好きにならなかったんですよね。生田くんの魔性に感謝です。

    生田くんは誰にも頼らずに生きてきたけれど、居場所を与えてくれたマスターや、なんだかんだ言いながら世話焼きな先輩の黒川さん、前の職場のときから友だちでいてくれるミナト、そして他にももしかしたら温かく見守ってくれた人はいるんだと思う。孤独な若い人たちが少しでもこんなふうに温かい存在と出会えればいいと思います。
  • 【単話】やわらぶ

    さきしたせんむ

    やっぱりこの人めっちゃ面白い
    ネタバレ
    2025年12月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すごいですねー、さきしたせんむ先生らしさがギュッと凝縮された見事な短編です。表紙のかわいらしい雰囲気の中に一抹の変態っぽさを感じさせるのが先生らしいです。やわらぶ、というタイトルもいいですね。推しにガチ恋してたはずが返り討ちにされるとは!!ドキドキしちゃいました。さきした先生の作品をいろいろ読み直したくなりました。
  • 俺の室がかわいくてすみません

    町屋はとこ

    最高の夫夫
    ネタバレ
    2025年12月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ かわいくてすみません、なんてことあるのか?かわいいのは大歓迎だぞっ。と思いながら読み始めたんですが、なるほどなるほど、けしからんかわいさでした。お目目きらきらで肌はつやつやでスタイル抜群で頭も性格も良くて、おまけに床上手で、なんかもう神々しいまでの美しさとかわいさです。そんな室がぞっこんの志田もハイスペックなスパダリで、これ以上ないお似合いのカップルです。なんかもうお二人の甘々ラブラブないちゃいちゃを覗き見しちゃってすみません、という気持ちになりました。幸せな気持ちにさせてくれてありがとうございます。
  • なんせうさぎは子犬に夢中【単行本版】

    にゑ

    確かに夢中になるかわいさ
    ネタバレ
    2025年12月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 現実世界でもゲームの中でも二人のビジュアルがメチャメチャいい!自分はゲームやったことないんだけど、オンラインでずっとやり取りしてた相手が実物もイメージどおりかそれ以上だった場合、そりゃ恋に落ちないほうが無理だよね。ストーリー的にいろいろご都合主義な部分はあったけど、深いこと考えずに楽しめる爽やかでかわいらしいラブコメです。
    いいね
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  • 二度めの恋は渇かない【単行本版】

    晴屋うまこ

    二度目の恋
    ネタバレ
    2025年12月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだ作家さんですが、すんごい良かったです。学生のときルームシェアしてて密かに憧れてたんだけどほとんど関わりがなかった相手と仕事で偶然再会し、家も隣りどうしだと判明、酒の勢いも借りて体の関係になるんですが、攻めのほうがなんかめっちゃ甘やかしてくるんですよ。冷たそうに見えるくらい整った顔してるくせに、おかんみたいな世話焼きで、体もそれ以外も満たしてくれるんです。受けは別に甘えたがりではないと思うんですが、攻めに対しては素直でかわいらしく、いろいろと相性の良い二人です。

    なんか攻めの楢崎いわく、細田は昔から熱い目で見て来てたんですって。そんな目で見られたら・・・って、やっぱり隠そうとしてもそういうのってわかっちゃうんですかね。なし崩し的にセ○レと呼ぶには甘すぎる関係になった二人ですが、蓋を開けてみたらあの頃から実は互いに恋してたのかも・・・なんてそんな幸せなこと現実にはなかなかないですよね。結果論だけど、この二人には必要な時間の経過だったのかな。結ばれるべき相手とは一度ならず巡り逢える、縁というのはそう言うものなのかな。

    エロいシーンもそれ以外も絵が本当にお上手で、ストーリーも自然でストレスなく読めて、癒されました。表紙のインパクトはそれほどですが、中身の濃い一冊です。まだの方ぜひぜひ読んでみてください!
  • あまく煮詰めて、ときどき舐めて【単行本版】

    生方うぶ

    甘酸っぱい大人の恋
    ネタバレ
    2025年12月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いちご農園の跡取りの諒人(あきと)と、食品メーカー営業の中井川さんが出会ってから将来を誓い合うまでのお話。表紙からイメージしたとおりの、かわいらしく爽やかで後味の良いお話でした。

    きっとこの作品を描くに当たってたくさん取材されたんじゃないかと思うんですが、いちご農家って想像以上に大変な仕事なんじゃないかと思うんですよね。諒人は自分は農園を守って独りで生きていくんだって思って心を閉ざしてるところがあったんだけど、中井川さんの熱意に絆されて仕事のパートナーとしても恋人としても一歩踏み出す勇気を出し、二人で両親に打ち明けるんですが、お父さんお母さんが優しい人たちでホントに良かった。思ってた以上に諒人は愛されてて、それ以上にこれから愛してくれる人に出会えて、まぁ同性どうしだと面白おかしい目で見る人もいるでしょうが、この二人なら大丈夫と思わせてくれる、そんな理想的なカップルです。叶うのなら私もみつぎ農園のパートのおばちゃんになって、二人を未来永劫見守りたいです。

    エロいシーンは甘々でご馳走様なんですが、それ以上に手を繋いでるだけでかわいらしくて微笑ましい二人でした。本編最後の抱擁のシーンがたいへん印象的です。皆さんもぜひご確認ください。
  • 日曜日のサイダー

    めがね

    表紙だけで星5
    ネタバレ
    2025年12月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、「あの世で罰を」ほどのインパクトや「120時間ぶん触って」ほどの満足感はないです。ただ、わずか16ページの短編なんですが、最後の余韻を残した終わり方が印象的です。この後ふたりがどうなっていくのかあれこれ想像をめぐらせるのが楽しい作品です。初期の作品とのことですが、特にエロいシーンの絵はきれいで雰囲気もあって本当にお上手です。他の短編もですが、淡い色合いの表紙もすごく好きです。まだ読んでいない作品もあるのですが、もっといろんな短編を描いて欲しいです。
  • 冷蔵庫にネギがあったカモ

    三島ピタリ

    タイトルが秀逸
    ネタバレ
    2025年12月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前から表紙とタイトルが気になっていた作品をセールとクーポン使って購入。人が良すぎるチョロかわ社畜リーマンが借金取りのイケメンヤクザに開発されていくうちに、お互い癒されていくお話です。二人のやり取りがかわいらしく、始終ほんわかムードが漂っており、設定のわりに悲壮感や修羅場は皆無でわりとすんなり二人ラブラブになったので、一抹の物足りなさはありますが、かわいらしい二人が幸せになってくれて良かったです。ストーリー的に大きな盛り上がりはないですが、キャラが魅力的で絵も上手いし、今後も楽しみな作家さんです。
    いいね
    0件
  • アンダーマイスキン【単行本版(電子限定16P有償小冊子付)】

    薄井いろは

    視線が交わっただけで始まる恋
    ネタバレ
    2025年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「相手を知る前にヤリたくないだけ」と言っていた受けが一度抱かれた相手にどんどん惹かれていくんですが、攻めが最初のちょっと何考えてるかわからない印象とは裏腹に誠実ないい男なんですよ。自分自身気づいていなかった愛されたい願望に戸惑う受けを優しく力強く包み込むんですが、「相手をもっとよく知りたいからヤるんだと思う」という自身の言葉どおり、受けの秘めたエロかわいさにどんどんはまっていくんですよね。この二人、身体の相性がメチャメチャ良かったんでしょうが、たぶん最初に視線が交わったときからそれだけじゃなかったんでしょうね。

    二人でお風呂に入ってるところとか、相手の仕事してるところが見たくて職場に迎えに来るシーンとか、かわいかったです。紆余曲折あって結ばれる話もいいですが、安定して一直線にジワジワと熱が高まっていく幸せなカップルの話も好きです。薄井いろは先生の描くエロいシーンはどれだけ見ても飽きが来ないです。今回も癒されました。おすすめです!
  • カラスとスズメ[コミックス版]

    こん炉

    優しい世界
    ネタバレ
    2025年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あまりにもサラッと読めてしまったのでゆっくり再読してみて、ジワジワと良さを噛み締めております。最初はただのクラスメートから始まって、ハグ友→特別な友だち→恋人どうしになるんですが、キス一つとっても流されてやっちゃったとかじゃなく、お互いの気持ちを確かめ合って、順を踏んで最終的に二人が結ばれたのが、当たり前のようで当たり前じゃない、尊い関係に思えました。駆け引きも損得勘定もない、性欲はもちろんあるけれど、それありきではない、依存する相手が欲しいわけでもない、逆に自分の足で一歩踏み出す勇気を与えてくれる、きれいな恋愛ってこういうものなのかなと、読んでいて心が洗われました。キス一つとってもしっかりエロいんですけど、いやらしくないんですよ。普段はついつい尖ったものを求めがちなんですが、一服の清涼剤のような作品でした。
  • あの世で罰を

    めがね

    タイトルの意味するところ
    ネタバレ
    2025年12月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すごいです、わずか29ページの間に怒濤の展開です。最初は一方の執着なんですけど、途中の涙を流して告白するシーンが良かった!!エスカレートするにつれて二人の表情がどんどん変わってきて、最後の余韻を残した終わり方も良かった。官能的で情熱と切なさの入り交じった、強烈な印象を残す作品です。
  • 【単話】120時間ぶん触って

    めがね

    コスパ良すぎ
    ネタバレ
    2025年12月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 二人ともエロくてかわいくてきれいで、鼻血が出るかと思いました。ポリネシアン・・・については何となく知ってましたが、知識も深まりました。

    短編でこのお値段でこの満足度はちょっとなかなかないのでは?ぜったい買ったほうがいいですよ!
  • 巧みなKISSで受注して【単行本版】

    加藤スス

    癒されました
    ネタバレ
    2025年12月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの安達さんは「イケメン・しごでき・床上手」三拍子そろった文字通りのスパダリでして、攻めの広瀬のことを全力でよしよしして甘やかすんですが、甘やかし方が上手いんですよ。やさぐれ気味だった広瀬が安達さんのおかげで自信を取り戻して、安達さんに対しても男気を見せて、二人が体だけじゃなく心から結ばれてくれてホントに良かった。

    とにかく安達さんの魅力が半端ないんですよ。普段のかっこ良さと広瀬の前でのかわいさのギャップに身悶えしました。完ぺきなようでいて実は自分の欲望に素直で、抜けてるところがあるのも魅力でしかないです。ごつい男なのに乙女な部分も持ち合わせてるなんて、サイコーじゃないですか。安達さんが好きすぎて呼び捨てにできないです。

    このように受けがいい男過ぎるんですが、最終的にちゃんとバランスの取れたカップルとして描かれていているのは流石だなと思いました。テンポ良く進んでいくのでストレスなく読めて、エロいシーンもそうじゃないシーンも二人のラブラブ振りに癒されました。疲れている方もそうじゃない方にもおすすめです!!
  • あてない処に君あらば

    ほど

    目が好き
    ネタバレ
    2025年12月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「この人の描く人相が好きだ」という作者さんは何人かいるのですが、ほど先生の描かれる人物は目がすごくいいんです。この作品でも主な登場人物三人がそれぞれルックスもキャラも全然違うんですが、全員なんというか善良な目をしてるんですよね。

    ストーリー的には今を生きている二人が中心なんですが、三人が同じくらい魅力的に描かれていて、読み終わった後あたたかい気持ちになりました。登場人物たちの心情により沿うような雪や桜、海の風景も印象的でした。

    恋人になってから身体を交えるシーンは本当にエロいんですけど、それも何て言うかあたたかい描き方で、作者様の人間性が表れているような気がします。こんな気持ちにさせてくれてありがとうございます。まだ読んでいない作品があるので楽しみです。
  • 「主人公にはなれないけど」番外編【電子限定版】

    桃子すいか

    幸せそうで良かった
    ネタバレ
    2025年12月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 番外編と言うことで、晴れて恋人どうしになった二人のかわいらしいイチャイチャを堪能させていただきました。出番は少ないですが、一花と有島さんが今回もいい仕事してくれてます。

    海斗は成長したね、ポエム嫌いじゃないよ。そして文哉は少しずつ自分の本心を出せるようになって良かったね。て言うかすごいね、あの海斗をタジタジさせるなんて。

    回り道したけど、この二人なら大丈夫。これからの二人の物語をまた垣間見られたら嬉しいです。
  • 主人公にはなれないけど

    桃子すいか

    爽やかでほろ苦い群像劇
    ネタバレ
    2025年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 水彩画のようなきれいな表紙と高評価に惹かれ、あらすじも知らず何となく読み始めたんですが、序盤での予想よりもズシンと来る作品でした。

    BLを読んでいて度々抱く疑問がありまして、親友だと思っていた相手が恋愛的な意味で自分のことを好きだったと知ったとき、同性愛に偏見があるわけじゃなくても人はそこまでショックを受けるものなのでしょうか?惚れた側が後ろめたさを感じるのはわかるんですが、この作品の海斗のように裏切られたような気持ちになって、場合によっては友情まで壊れてしまうんでしょうか?海斗は育った環境のせいで性には奔放なくせに恋愛感情は理解できないという、お子ちゃまな精神構造をしており、自分が本当は誰が好きなのかわからない、そして自分の気持ちがわからないこと自体わかっていなかったみたいなんです。恋には終わりがあっても友情には終わりはないと信じているあたり、幼いんだと思います。海斗の考える、恋愛より友情のほうが尊く、愛情として優れていると信じる価値観、感性は別にそれはそれでありだと思います。ただ、自分の価値観で親友の文哉の気持ちまで否定し、それなのに友達ではいたいという理由で付き合おうと言ったことは罪深いんじゃないでしょうか。

    文哉に好意を抱き大人の包容力で優しく相談に乗ってくれる有島さんの存在や、男から見てもかっこ良くて好きだと思える諒くんの「おまえは何がしたいんや」という言葉をとおして、海斗は初めて自分の内面に目を向け、文字通り干からびるほど悩んで、最終的に一花ちゃんの言うとおり友達とか恋人とかのラベルに関係なく文哉が一番大切だという気持ちに気づきます。この辺の気持ちの移り変わりの描き方が非常に上手いなと思いました。

    これだけ書くと海斗が子どもっぽくて見た目のいいだけのヤリ○ンクズみたいなんですが、二人をずっと見てきた一花の目をとおして描かれる海斗は、ちゃんと文哉を特別大切にしてきたんですよね。

    ここまで書いておいてなんですが、正直、終盤にさしかかるまで別の結末を期待していました。で、ああそう言えばそんなタイトルだったな、やられたなと思いました。有島さんが最初から最後まで穏やかで優しい大人のお兄さんでいてくれて良かった。こういう愛し方もあるんだなと思いました。最後まで読んで巻頭の一話目の扉絵にもなっているイラストを改めて見直して、何とも切ない気持ちになりました。
  • はじめまして、オレの親友

    木田さっつ

    素晴らしいタイトル!
    ネタバレ
    2025年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染で親友の翔ちゃんと凛は子どもの頃からそれはもう仲良しで、翔ちゃんは凛に対して過保護で、凛は凛でことあるごとに「翔ちゃんかわいい、翔ちゃんだいすき」「おっきくなってもいっしょにねてくれる?」と言うくらい翔ちゃんべったりで二人とも天使のようにかわいかったんですが、大学に入って翔ちゃんには彼女ができ(と言ってもウブすぎて何もせずに終わった)凛は凛で翔ちゃんに当て付けみたいに女の子を取っ替え引っ替えしては、二人の間に溝ができておりました。ルームシェア中なのに。そんな状況下で凛が記憶喪失になって、積年の翔ちゃんへの想いを爆発させるんですが、その変貌振りがすごい!!凛は記憶喪失中なんだから自分が凛を止めないとと言う思いと、凛のあまりにも真っ直ぐで激しい愛情の間で翔ちゃんは葛藤するんですが、ハッキリ言って瞬殺でした。これはもう翔ちゃんじゃなくても誰でも堕ちます。まさに「劇物」です。

    予想どおり凛はわりとすぐに記憶が戻っていて、翔ちゃんへの片思いを拗らせ過ぎて大好きな翔ちゃんにわざと嫌われるようなことをして傷つけたことを後悔し、翔ちゃんは翔ちゃんで自分の一部のように思っていた凛の気持ちをこれまでどれだけ見過ごしてきたのか初めて気づかされ、そこで親友として、また恋人として再出発すると言う流れで、この辺のお互いの心情がとても丁寧に描かれていました。

    繰り返しますが、回想シーンの幼い二人が本当に天使のようなかわいさなんですよ。で、今もかわいいんですけど、豹変した凛が圧倒的な雄で、翔ちゃんを独り占めしたいという欲がすごい!一方、翔ちゃんは母性を感じさせるような包容力で凛に対する眼差しが慈しみに満ちていると言っていいくらい優しいんですが、後日談や番外編ではいつもと違う顔を見せて凛のことを翻弄しちゃうプチ小悪魔な一面もあります。作者さんがあとがきで仰っていますが、どちらか片方の執着ではなく、たいへんバランスの取れた二人で、唯一無二のカップルと言って間違いないです!!

    この二人のイチャイチャならずっと見ていられますが、番外編では非日常なシチュエーションでの味変の要素もあり、重ね重ね美味しい思いをさせていただきました。旅行先で一夜明けて二人の目線の先にある海がそれはもうキラキラと美しく、二人の前途を祝しているようで印象的でした。二人のその後をまた描いてくださることを心から願っています。
  • たそがれどきに待ち合わせ【単行本版】

    イナバ/.Poika編集部

    ネタバレです
    ネタバレ
    2025年12月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼い頃に交通事故で両親を失い自分だけ生き残ったホラー小説家の鳴海さんは、大切に育ててくれた祖母が亡くなった後も一人で古い家に住み続けています。そこに臨時の担当として編集者の鈴木がやって来て、取材と称した心霊スポット巡りや肝試しに仕方なく付き合わされることになるんですが、見えないものの存在を慈しむ先生の優しさとか、ふと垣間見える孤独に次第に心惹かれていくんですね。

    BLと言うより人と人の魂の触れ合いを描いた作品に思えました。性欲は抜きにして、人が人を好きだと思う場合、結局はその人の感性を好きと言うことだと思うのです。自分と他人が全く同じ世界の見え方をしているということはあり得ないけれど、この二人は互いの存在を慈しみながら、かけがいのないパートナーとして末永く幸せに暮らしていく気がします。
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  • そのギャップにょゎぃ ギャップ男子BLアンソロジー

    仔縞楽々/510/サマミヤアカザ/REO/相野ココ/秋久テオ/アッサ/上原あり/ウエハラ蜂/内海ロング/くせ毛/末広マチ/すけやま/琢磨/中条亮/はかた/橋岡リツキ/ミキマキ/美山薫子/山口すぐり/四隅

    BLライトユーザー向け
    2025年12月9日
    どの作家さんも絵が上手く、複雑な設定やストーリー展開がない分、読みやすくはありました。ただ、一つ一つが短すぎて登場人物のギャップに悶絶するというにはあっさりし過ぎており、キュンキュンする前に終わってしまいました。正直、定価で買っていたらしんどかったと思います。

    そんな中でミキマキ先生の作品はわずか12pながらしっかり笑わせてもらいました!!BLの要素は少なめかもしれませんが、シンプルに漫画として上手いなと思いました。他にも絵が魅力的で機会があれば他の作品を読んでみたいと思う作家さんもいました。そういう意味ではアンソロジーとして成功しているのかなと思います。
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  • 手のひらサイズの君にキス

    柚木ゆー

    なるほど、そうやって使うんですね!
    ネタバレ
    2025年12月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューで「綿棒」について言及されている方がいたんですが、まさかこんな使用方法というか、可能性があったとは!綿棒プレイにしても女装エ○チにしてもハメ撮りにしても、字面だけだと変態っぽいんですが、この二人はホントにかわいらしくて気持ち良さそうで、安心して見ていられるんですよ。体がデカいことを気にする唯ちゃんに保が「小さくても大きくても可愛いよ」という言葉をかけるんですが、やっぱり人間性を愛してもらえるのは最高ですね。ちっちゃくなった恋人をポケットに入れて持ち歩きたい、または持ち歩かれてみたいという願望を抱いたことのある方もない方も、読んで癒されちゃってください。
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  • セックスしてみたかったOLにとり憑かれた先輩【コミックシーモア限定特典付き】

    栗之丸源

    真面目でエロくて爽やか
    ネタバレ
    2025年12月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 先の上下巻からさらにパワーアップして、二人ともメチャクチャえろくて可愛くて最高でした!!イチャイチャしているシーンが上手すぎるんですよ。これはOLさんじゃなくても叫んでしまいますわ。そして二人ともほんまにいい子らなんですよ。心に残るセリフがいっぱいあるんですが、p159の湊先輩の「ヤバイくらい・・・」という言葉が、状況も相まって最高でした!!ちょっとどんでん返しなクライマックスも、自然に受け入れられました!こんな青春を送ってみたかった~と思ってしまうような、トキメキと多幸感に満ちた作品でした。
  • セックスしてみたかったOLにとり憑かれたキャプテン 【コミックシーモア限定特典付き】

    栗之丸源

    期待を遥かに超えてきた
    ネタバレ
    2025年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はなんかすごいタイトルの本がキャンペーンになってるなと思ったんですが、皆さんのレビューを信じて上下巻+続編まで購入して一気に読みました。正直、ここまで良いとは思っていませんでした!!野球部の先輩後輩に過ぎなかった二人が恋人どうしになるまでの心情の変化がすごく丁寧に描かれていて、お互い好きになって結ばれるまでの過程がリアルで自然に感じました。エロいシーンは滅茶苦茶エロいんですけど、なんと言うか健全なエロさと言いますか、二人ともすごくピュアな子たちで、二人の間の信頼関係が根底にあるので、エロいことやりたいだけじゃない、本当に好きな人と一つになれる幸せに満ち溢れていて、29年間まともに恋愛したことがなかった幽霊のOLさんも生きている間は叶わなかった青春や恋愛のトキメキ、葛藤、幸せを二人をとおして体験できてホント良かったねって思います。明るくてさわやかでサラッと読めるけど心がじんわり温かくなる素敵な作品です。まだの方は是非是非読んでみてください!
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  • キスは捜査のあとで【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    すう

    押して押して押しまくる
    ネタバレ
    2025年12月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お人好しで老若男女に慕われて、でも誰にでも優しいからという理由で彼女に振られがちの人生を歩んできた、アラフォー刑事の多古井平助さん。特にイケメンというわけじゃなく、髪が多くてたぶん癖っ毛でいつも腕まくりしてて、仕事では頼りになる、皆の人気者の多古井さん。そんな多古井さんに一目惚れした若手準キャリアでサイバー犯罪対策課出身で名前のとおり優秀で実は腕っぷしも強い塩野がぐいぐい距離を詰めて行くんですが、超絶鈍感王の多古井さんじゃなくてもそりゃ無理だろってくらい冒頭での塩野の多古井さんに対する塩っぷりがおもしろい。そこから取調室でのキスという急展開になるわけですが、嫌われていると思っていた塩野からの真っ直ぐすぎるアプローチに振り回され、ドキドキしちゃう自分自身に戸惑う多古井さんがかわいい。塩野も涼しい顔をして恋愛に関してあまりに不器用で、一途だけど自分の思いを押し付けるんじゃなく相手の立場に立って考えてみることができる、性質の良い攻めです。塩野の人間くささや優しさに触れて徐々に絆されていく多古井さんが最後、塩野の送別会で男気を見せるところ、鳥久の大将が言うとおり奇跡的な出会いを無駄にしなくてホントに良かった~。

    多古井さんの後輩で塩野の同僚の江川さん。あなたはBLの女神です。主人公二人を差し置いて江川さんが一番推せます。多古井さんの同僚の長谷川さんもいい味出してます。こんな人たちが治安を守る街に住んでみたい、そう思わせてくれる素敵なお話です。
  • 兄弟失格[ばら売り]

    りんごの実

    キミにささぐ
    ネタバレ
    2025年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 12話泣きました。ここぞというシーンで後ろ姿しか見せない兄の気持ちが痛いほど伝わって来ました。作中、随所で描かれる台所とか何気ない田舎の道とか何もない海辺とか、キハチの孤独に寄り添うように背景としてあって、まるで映画を見ているかのように感情移入してしまいます。

    「兄弟ってどうして・・・」亮くんの疑問はこの作品を読んだら誰しも抱くものだと思う。それくらいキハチとヤヒロの間にある愛はそれはもういろんな好きの集合体のようなもので、だからと言って体まで結ばれなくてもいいんじゃ?と思う人もいるかもしれないけれど、こうなるのは二人の定めだったのかもしれないと、読むたびに思ってしまうのです。

    好きになってはいけないとわかっている相手への恋心を胸のうちに秘めておくこと、道ならぬ恋を他人や社会に明るみに出ないように気を付けること、これらはなかなか難しいことで、間違いを犯したからと言って即座に責められるべきものではないと思う。ゲス不倫とかは別として。ただ本人たちに自分たちの道を貫き通す相当な覚悟がないと、生きていけないですよね。

    二度目のインハイの決勝でゴールした瞬間のヤヒロの表情が、この一年どんな気持ちで頑張って来たのか物語っているようです。まだ兄と話す資格がないと尻込みするヤヒロを後押ししてくれた亮くん、キミのような友人がいてくれて本当に良かった。ともすれば暗くなりがちなストーリーの中で、ちょくちょくクスッと笑える場面が出て来て、コミックの1巻は何度も読み返したくなる面白さと味わい深さです。二人の将来がどうなるかはわからないけれど、この二人を産み出してくれた作者さんにお礼を言いたいです。
  • 「好き」っていいたい。【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

    水都あさひ

    顔がいいから許す
    ネタバレ
    2025年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、城戸の蝶野に対する仕打ちは好きだから苛めちゃうレベルを超えてしまってると思う。蝶野めっちゃ泣いてたよ。いい子なのに可哀想過ぎるよ。それでも城戸を嫌いになれない蝶野は勇気を出して城戸をデートに誘って、それを思い出に普通の同僚に戻ろうとするわけだけど、ハッキリ言って城戸のほうが蝶野に沼っているので、ようやくなりふり構わず自分の想いを伝える・・・このようなもだもだじれキュンな流れとなっております(正直、キュンの成分は少なめかも)。

    本作の最大の見せ場は二人がようやく本音で対話する場面で、城戸の「お前以外のやつも抱けるって本気で思ってんのかよっ」蝶野「お前が性欲処理って言った」その直後の蝶野の表情でゲイとして親友を好きになってしまった蝶野の葛藤に城戸はようやく気づくんだよね。それまで城戸は自分のほうが傷ついてるみたいな顔をしてたけど、これからはちゃんと甘やかしてあげてほしいよ。すれ違いはどっちかが100%悪いわけじゃないと思うけど、私は蝶野の味方です。性格も顔もかわいいし。でも城戸もめちゃくちゃ顔がいいので許す。拗れた関係になってからも同僚・友人としてのやり取りは見ていてほっこりした。本作が初コミックとのことですが、絵が上手いなぁと思いました。今後楽しみな作家さんです。
  • 寮舎のイケメン同僚は至高のプレイメイト 完全版【単行本版】

    nocori

    かわいくてかっこ良くて最高!
    ネタバレ
    2025年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「俺の事、好きにならねえかなってずっと思ってた」最初は男同士の軽いノリから始まったセ○レみたいな関係だったのに、クールで恋愛慣れしてそうで何事にも動じない舞浜のほうが実は、ちいかわみたいでアホで素直でかわいらしい猿渡に割りと始めからぞっこんだったことを証明するセリフで、他にも好きなセリフがいっぱいあるんですけど、自分的には一番盛り上がりました。

    この人たち二人とも男が好きなわけじゃなくて、基本は男同士の雑な感じなのに、ここぞという場面で舞浜が猿渡のことをちゃんと「好きな子」扱いするのがいいんですよねぇ。猿渡がニブちん過ぎて二人すれ違ってしまうのかとハラハラしましたが、告白のシーン感動しました!

    なんでこんなに顔も体も表情も発する言葉も、魅力的に描けるんでしょうねぇ。所々出てくるちみキャラみたいな二人もめっちゃかわいいです。好きすぎて定期的に読み返しちゃうんですが、何度読んでもキュンキュンします。この二人をずっと見守っていたいのは勿論なんですけど、来世があるなら願わくばこんな男子に生まれ変わってこんな恋愛をしてみたい、そんなことを思ってしまいます。小冊子もすごく良かったです。ご馳走様です。(^人^)
  • 職場のイケメン営業は理想の飼い主様【単行本版】

    nocori

    タイトルのまんま
    ネタバレ
    2025年11月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けは真面目だけど地味で陰キャでマゾの技術部柳瀬。攻めは営業部のホープでイケメンで皆に愛されている三谷。攻めは根っからのSではなさそうだけど、受けの願望を汲んで絶妙な攻め具合で受けの心を裸にしていく。不器用で自分にだけ本当の姿を晒せる柳瀬のことをわりと最初からかわいいと思っていたらしく、自己肯定感の低さから逃げ腰だった柳瀬が三谷の絶妙なアプローチにじわじわと心まで絆されていく様が見ていて気持ち良かった。

    二人ともかわいらしくて思いやりがあって、いろいろあってそれぞれに男気もあって、最初は柳瀬が職場でゲイばれする辛いシーンから始まったけど、この二人なら結局周りも応援しちゃうのではと思う。

    1巻はコミカルで勢いがあってとにかく面白かった。2巻は愛のあるSMは癒しなんだと気づかせてくれた。すべてのエロいシーンに意味があって、いろんなものを出し入れしたりいろんな液でぐちゃぐちゃになってるのに、二人の行為を美しいと思いました。こんな描き方ができる作者さんは素敵な人なんだろうなぁ。最近小冊子が配信された「寮舎のイケメン同僚は~」も同じくらいおすすめです!!
  • わんと鳴いたらキスして撫でて

    黄助/伊達きよ/末広マチ

    もふりたい(もふられたい)人は読んでみて
    2025年11月20日
    主人公アオが見た目も性格もかわいくてしっかりした子で、推しにどれだけかわいがられてもスタッフとしてまた一ファンとして推しとの適切な距離を保とうと努力する姿がいじらしくて、二人の関係を思わず応援しちゃいました。

    犬好きなので犬を見ると「この子が人間なら絶世の美女やな」とか「この子が人間ならえげつないイケメンやろな」などと思うことはよくあるんですけど、なかなか具体的な姿を想像するのは難しいです。この話のアオと碧(あおい)はビジュアルがすごくマッチしてて、漫画家さんてすごいなと改めて思いました。キャラクター原案は末広マチ先生だそうですが、たぶんこっちのほうがよりかわいらしい感じなのかな?と思います。好みの問題ですが。普段かわいい犬よりキリッとしたところのある犬のほうが憧れるんですけど、この作品の主人公は何と言うかあざとくないかわいさで、じんわり癒されました。碧の会社の後輩の柳くんもいい人で、料理がめっちゃ上手くて、次巻ではもうちょっと出番があるのかな?と期待してます。
  • 幼馴染みの心の声は「好き」であふれてる【単行本版/電子特装版小冊子付き】

    栗坂みか

    めちゃくちゃかわいかった!!
    2025年11月17日
    久しぶりに最初から最後までキュンキュンさせてくれる作品でした。単行本にまとまるのを首を長くして待っていたのですが、待った甲斐がありました!キャラ設定もプロットも作画も完ぺきで、期待以上に大満足の一冊でした。いろいろ漁りすぎて最近薄々BL疲れしてきた感じだったのですが、これを読んで心が洗われました。サラッと読めてスルッと心に入ってくること間違いなしです。ホントにおススメです。皆さん読んでみてね。