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三つ葉優雨

私たちに愛はなかったけれど

2021年9月8日
高校生のとき、私もおこげだった。
彼は、通学途中にチカンに遭い、泣いていた私のボディガードになってくれた。その代わり私は彼のウソカノになった。今と違ってLGBTQに対する理解が進んでいない時代だった。公の場所には2人で出かけ、見つめ合い、楽しく話をした。彼は決して私に触れなかった。それが安心感につながり、私の傷ついた心は少しずつ癒されていった。
卒業後は別々の道に進んだ。遠恋になり別れた、という設定にした。私は大学生になっても、なかなか恋愛ができなかった。彼と過ごした時間が心地よいものだったからかもしれない。
はると理央はお互いを想いあっている分、苦しい気持ちはまだ続くのだろう。傷ついた分だけ幸せを願わずにはいられない。
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