妖精のおしり 分冊版
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妖精のおしり 分冊版

日野雄飛

何のために書いているのか・・みたいな苦悩

ネタバレ
2021年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙だけで「ガチムチ系のエロいやつか~」などと侮っていました・・・作家さんごめんなさい(^^;思いのほか良い作品に出会えました♪
小説家:生越壮は、創作活動に行き詰りアイルランドに旅に出た・・・そこで出会ったキランという本好きな青年と一夜の情事に・・・・って割と初っ端からエロい♪しかもキランさんの下着が・・・黒レースとかリボンとかついてて更にエロい💕
でもそれだけでは終わらないんですよね~(^^「リャナンシー」って、恋人に芸術的な才能を与える代わりに精気を吸い取るという、ある意味恐ろしい妖精なのですが、キランさんはその妖精・・・なんだそうです。そこで小説家としての壮の苦悩が始まるのですが・・・と、結構壮の心情を細かく描いていて、文学的な作品、なんだなと思いました。また、文章も結構選んで書かれていてホント小説のようでしたね・・文面が美しかった♪表紙だけだったら敬遠してたかもなんですが・・・読み放題で2巻まで読めたおかげで巡り合えました(^^
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