このレビューはネタバレを含みます▼
インターネット事業で成功した若きビリオネア 伊王野神門(32才)×大企業の創業家一族で社長の息子 若公士貴(21才)。小中大豆先生の作品はいくつか読みましたが、コミカルですれ違いがあってせつないものとシリアスでとことん追い込まれるかわいそうなものがあってこちらは後者でした。容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能な a の士貴が双子の Ω の姉の舞花の為につまはじき者になっているという、なんで?な設定でした。後半は家族が酷すぎて士貴がかわいそうで涙ポロポロです。でもまあ低評価レビューにあるようにツッコミどころは多々ありました。特にミヤが士貴に助けを求めるところはこれ以上 a 増やしてどうするの!?って思いました。その後の展開も Ω の発情が必須という a の妊娠要件に沿った流れでした。まさしく当て馬ですね。神門が士貴をちゃんと安心させてあげないので ぐぬぬってなりますが、読後感はいいです。幻冬舎さんと花音さんのセールがいっぺんにきて、フィーバータイムでした。幻冬舎さんのセールは今日までです。幻冬舎さんのBL小説は2018年夏頃から一部を除きイラストをつける方向に転換したようで(新着順ランキングから調べました)、それ以前のものはイラストなしが多いです。ついてある場合はイラスト付きと表示がありますので、イラストの有無の表示がない場合はイラスト添付の望みは薄です。凪良ゆう先生と一穂ミチ先生の小説はイラスト添付をしていただきたいものです。あと麻々原先生のイラストが見れないのは悲しいです。何卒、遡ってのイラスト添付をお願いします。
2021年6月 総256ページ 挿絵あり。