このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルとイラストに惹かれ、セールだったのもあり購入。
こちらの作家さまの本を読むのは2作目です。
「アドレア…」よりはこちらの方が好みでした。
狼の父と人間の母の間に生まれた狼の獣人サーシャ×弟を狼に殺された若き国王アルベルト。
純粋無垢なサーシャは可愛いし、アルベルトはひたすらカッコいい。
読んだ2作はどちらも冒頭や世界観は好きなんですよね。言葉の選び方とかも。
「アドレア」ほどぐるぐるしないにせよ、お互い好きになってから仇同士と分かってからしばらく迷走するし、負の感情を露わにするアルベルトがちょっと残念。
サーシャも分かりやすい悪者に簡単にしっかり騙されるし。
その辺りの話の弱さというか、やや安易な感じもしますがサーシャとアルベルトの魅力に押されて楽しく読めました。
あと、獣人なので実はお子が…みたいな特殊設定はなく、後継問題は大丈夫なのかな?と気になりました。
仇同士と言いつつそこまで重たさもなく、全体的にさらっとしてますが読みやすかったです。