このレビューはネタバレを含みます▼
少年漫画から出てます。BL要素も入ってますがそれ以上に『個』に対して色々な想いが詰まってるなぁっと。。こんな素晴らしい作品なのに、レビューが少ないことにビックリ！高校生の青春恋物語。ゲイの真田×ノンケの能代×真田を好きなあゆみその他サブキャラ達。
初めはゲイの真田に興味本意で近づいた能代。知りたいと思う反面ゲイへの偏見、無自覚に傷つけたりもしましたが、友達を理解したいと思う、大切に思う能代の心が凄く素敵でした。(教科書に真田と能代載せて欲しい…)能代は初めて『好き』『特別』『触れたい』と言う感情に向き合っていき友達としての嫉妬なのか、それ以外に何かあるのか…。真田はノンケの能代に惹かれつつも、ノンケにこだわり過ぎて、感情が揺らいでる。その根源には、自分が傷つきたくないし、この距離を失いたくない、また真田の方が、『普通』を気にしてる気がしました。臆病な真田のリアルな感情、表情や言葉が切なく心に刺さります。またゲイの真田を好きになったあゆみちゃんがまた辛い…。好きになった人から恋愛対象として見られないって…。も〜(T ^ T)そして真田が自棄になっていった一言に、ズバッと言ったあゆみがかっこいい〜！！あゆみの気持ち考えるともう泣けちゃうよ…(T ^ T)サブキャラ達のサポートもあり本当の自分の気持ちに向き合う事が出来て良かった。同性愛だけじゃなく、自分を受け入れて認めて、自分の気持ちに正直に生きるって本当に大切な事だと気付かされます。告白のシーンの真田が『俺の方がって』まだまだ臆病で不安もあるんだと感じましたが、好きな人と両思いになるって、本当幸せですね…。性別関係なく、『個』に惹かれた凄く素敵な物語でした。
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