針子の乙女
」のレビュー

針子の乙女

ゼロキ/雪村ゆに/竹岡美穂

2巻にきて色々違和感を覚え始めました

ネタバレ
2021年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ファンタジー要素以外のところで、ちょっとこれはどうかと思うけどこの世界線ではあんまり変なことじゃないんだろうな多分…となんとか飲み込む事が多くて2巻で厳しくなりました。
例えば、作法は知識だけという主人公をいきなり王に会わせるのも貴族が多く集まる夜会に連れて行くのも何が大丈夫なのか疑問だったり、そういう集まりにミニスカドレスで参加する主人公の格好もそれで大丈夫なのかなど。
周りのモブは重厚感のあるロングドレスを着ているようなので価値観はあまりずれてないんじゃないかと思うのですが…いい年した前王が膝上ミニスカドレスのうら若き乙女を婚約者だと連れ歩くのは、主人公が価値のある力を持ってるとは言え周りの権力者達にどう映るんでしょうか。
これ以上は省略しますが他にも気になることがまだ色々あります。

また、服を作る話にしては服があまり魅力的に見えないのがちょっと残念でした。特に名前のあるキャラの夜会服が高校生の演劇部の衣装くらいのものに見えました。

ただ台詞の量が読みやすく顔がとてもかわいいので、話の中で起こったことは素直に受け入れられるタイプには良いかもしれませんね。
いいねしたユーザ35人
レビューをシェアしよう!