秘め婿【単行本版】
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秘め婿【単行本版】

芹澤知

絵がとんでもなく美しい!でも...

ネタバレ
2021年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終わり方が急すぎて、えっ?もう終わり??て感じでした。まだ色々解決するべき事があるのでは?せめて勝手に巫女様の力を消した事、国民や従者達にどう説明したのかはちゃんと描いて欲しかったです。神託を受けずとも国を率いていく事はできますが、疫病を触れるだけで治癒する力も無くなるんですよね?医療がない時代で病があったら巫女様がなんとかしてくれると信じてる国民は巫女様がその力を捨てる事に納得するのでしょうか?なんの説明も無しに勝手に力を捨てるのは筋が通ってない気が。狗奴国との確執も戦になる大事感出てたのに使節団派遣しただけであっさり解決。しかも使節団翌年に帰って来たって事は結構時間経ってる筈なのに狗奴国その間何にも動きなかったんだね?!武器売り捌いてた割には大将が居ないこの隙に戦起こそうとは思わなかったんだね!最後二人が赤ん坊に出会いますがそこも意図がよく分かりませんでした。シキが拾われた時の状況と似ていましたが、巫女の力失ったのならもう後継者は必要ないのでは...?しかも子育てするシキとヤマト見れるのか?と思ったらないんかーい!なんだったんだ赤ん坊 笑。上下巻にしてもっと掘り下げて、描き下ろしで二人が結ばれたその後と子育てがあったらもっと纏まって素晴らしい作品になったのではないかと思います。ストーリーは星2つですが絵が本当に丁寧で綺麗なので+1しました。世界観も発想も絵も完璧なだけに惜しかったです...
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