このレビューはネタバレを含みます▼
誤解からのすれ違いシークレットベビーのお話。王道の展開、両者の気持ちがこちらにだけ見えるゆえのじれったさ。そしてヒーローヒロインの誠実。都会の喧騒と、都会から離れた瀬戸内の島の穏やかな潮風。ヒーロー、ヒロインが結ばれて離れ、そして愛を再度紡いでいく様子が丁寧に描かれていたと思います。ライバル、ですらない、というかただの勘違いストーカー女が物語をこじれさせ、気持ち悪さを与えてスパイスとなっています。あちこち動かずその点だけに絞っているのも物語をすっきり読みやすくしているのかな。変な描写や表現もなく、気持ちの推移が読みやすくてよかったです。ただ、2歳児はあそこまでお話流暢じゃないなー、というとこだけひっかかったけど、かわいかったからよし!(笑)