愛とは言えない
」のレビュー

愛とは言えない

榎田尤利/町屋はとこ

ネタバレ
2021年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄く素敵な作品です。恋とは呼べないの裏というか、橘高サガンサイドから見た物語。コミックでは描かれていなかった部分を読む事ができます。20代と30代のCPでは抱えるものや想いも差があって当然。人は自分の心すらよく読めないことが多いもの。愛だの恋だの絡めば更に。サガンはゲイであることにより家族との確執がかなりヘビィであったために、鎧で自分を固めて苦しい思いをたくさんしていて、切なかった。やきのりちゃんがサガンを支えるアンカーにしないと立っていられないほど。クリスマスの朝の絶望にもらい泣きしてしまいました。先生酷い。愛の素晴らしさ、滑稽さ、愚かさも余すことなく描かれてます。コミックと一緒に読むべし!古さは感じさせません。
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