このレビューはネタバレを含みます▼
センスと技術と人柄で男に惚れられる男 比嘉丈太郎(30代後半か40過ぎ)×平凡な見た目ながら男を狂わす魔性の血筋の男 名波蒼司(27才)。幼いころから男にまとわりつかれ男にまつわるいざこざから仕事ができなくなり、インチキ霊能者に相談してしまいお金を巻き上げられた名波は思い余って自死しようとしたところを漆喰職人の比嘉に助けられます。左官職人を抱える会社の社長である比嘉は名波に会社で働かないかと誘ってというお話で、設定がありえない感じですが、草間先生の描かれる名波がすごくかわいいのでアリだなって思いました。お仕事BLとしても興味深かったです。職人達がそれぞれ個性的で楽しく、あと名波をめぐる事件も起きたりしてなかなか読みごたえがありました。こちら元々ノンケ2人です。ただ一つ言えば魔性の力が強すぎてラブがちょっと見えにくかったかなと思いました。星4.5くらいです。
2017年10月 総233ページ 挿し絵あり。