このレビューはネタバレを含みます▼
(BL小説)
とても好みだった『さよならを言う気はない』の続編!!
前作でやっとのことで恋人になれた恋人編のはずが、
やっぱり甘くない(笑)
元刑事の探偵陣内(37)×893幹部天海(29)の恋人半年後から。
今回は天海の実弟泰智(驚)やナルシスト893ド変態我那覇など新キャラと共に天海の深〜い心の闇の掘り下げなのでしんどかった〜!!
これが'暴れ虎'の構成分子なんだな〜と説得力ありました。
死にゆく母親の最期の一撃が酷すぎて報われることのない天海が可哀想でやりきれない。ボロ雑巾になるまで痛めつけて暴れ虎になった天海ボッチ人生って壮絶。可愛らしい純情DKだった頃の彼を知る陣内さんがお人好しで良かった。
この頑なな虎にLOVE注入出来るの陣内さんしか居ないわね。
一生添い遂げる覚悟した男と手放す覚悟の男とのズレが切ない二人の変わらぬ罵倒つき恋人関係はニヤけます(笑)
陣内さんを〈◯◯探偵〉と罵る豊富なネーミング(楽しみでした笑)に、今回〈クソサンタ〉も加わった厄介な虎の分かりにくい愛情表現にジーンときました。陣内さんの包容力で、傷付くことを許せそうな天海の変化が嬉しい!!
この先もぶっ殺すぞ〜とベッドで吼える暴れ虎でいて欲しい(笑)
続編出て欲しいで〜す!!