このレビューはネタバレを含みます▼
眉目秀麗で人間の感情には全く興味がない姫谷景と彼を取り巻く3人の男達。中でも脇役の石上と阿部は当て馬ではないけれどいい味出してて、2人の攻防戦が見てて不憫だわ滑稽だわでストーリーを大いに盛り上げていました。
そんな2人が狙う姫谷はクソ真面目で超理系な受け答えをして周りを大いに困惑させます。が、院生天見との関わりの中で徐々に変化していく様子が心地よくて、性におぼこいのも可愛い。姫谷の心と身体wの成長がとても自然に描かれていて、姫谷がいい意味で自分に素直になれたのが良かったなぁとホッとしました。
ストーリーに関係ありませんが、シリアスな場面で石上が放つ「ファイナスアンサー?」が可笑しくて私が好きなシーンの1つ。ただ、場面が変わる箇所が分かりにくくて読みながら何度か突っかかったのが残念ポイント。イラストがないのも残念でしたが面白かったので星5つです!