秘め婿【単行本版】
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秘め婿【単行本版】

芹澤知

表題作のみ★「卑弥呼の正体は"男"」

ネタバレ
2021年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美麗で迫力ある表紙が目を引く、作者様セカンドコミックス。邪馬台国を舞台とした歴史ものです。卑弥呼が男だった設定は興味深いなと。さて今作は幼馴染のムラ長の子・ヤマトと、他の子とは明らかに容姿が違うシキのお話。1話目で贄にされてしまう衝撃の展開からの再会、そしてヤマトの決意とドラマチックなストーリー展開にどんどん引き込まれます。参考文献の数や背景・小物等など作画細部までの描き込みを見れば今作に対するその熱量がどれほどのものか伝わってきます。だからこそ1冊に収まってしまったのが非常に残念でした。あえてダイジェスト形式にされたと知りましたが、いつかぜひ完全版を拝見できたらと願っています。とはいえ今作だけでも大変魅力ある作品でした。★4.5

「全6話・215p」
「設定資料6p」
「描き下ろし1p」
「シーモア限定描き下ろし1p」
「修正・白抜き」
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