天は赤い河のほとり
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天は赤い河のほとり

篠原千絵

超大作歴史ロマン

2021年9月25日
10代の頃リアルタイムで読んでいました。その後社会人になって文庫版を買い、何度読み返したかわかりません。ほぼ暗記してます。重なる引っ越しで本は手放してしまいましたが、無料分読んだら懐かしくてレビューを書いてます。

ユーリが守ってあげないといけないヒロインじゃないのがいいです。賢く、勇気があり、行動力もある。かっこいいヒロインなんです。
結構ヘビーな苦難が次々降りかかるヒロインなんですが、自分で考え、自分で決断し、自分のために、愛のために自分の足で進んでいく姿が素敵なんです。

もちろんヒーローのカイル皇子の格好良さも群を抜いてます!このヒロインにしてこのヒーローあり。
ユーリを大事にしている(むしろ溺愛)のですが、その愛し方が素敵。

勉強、部活、仕事、恋愛、育児、介護、、人生には色んなステージがあると思うのですが、なんでもいい、とにかく『日々頑張っている女の子、女性』にこそ読んで欲しいマンガです!

読み始めた当時、絵が古い感じで好きじゃないなぁと思ってましたが、物語に入り込むにつれそんなに気にならなくなると思います。むしろこれが篠原先生のタッチ、綺麗さだという印象に変わるかと。

また10代の頃は少コミ独特のHな描写が苦手だったのですが、今となってはそれも含めてこの作品の魅力だと思います(笑)

少女マンガの醍醐味、イケメンたちもたくさんでてきます!カイル皇子はもちろん、ザナンザ皇子、ジュダ皇子、ラムセス、、、イイ男揃いです!

壮大な歴史ロマンなので、読み終わった後の満足感がすごいと思います。お休みの日にぜひ!
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