ラプンツェル王子の通い妻
」のレビュー

ラプンツェル王子の通い妻

小中大豆/麻々原絵里依

重✖️重

ネタバレ
2021年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ スッキリではないとしても。収まるとこに収まった2人。
昭良が表現した通り、依存なんですけど、自立ってなんですかね。と、改めて。それぞれが違うんで、克己と昭良はこれがいちばんいいのかな。自由業なんだもん、克己が昭良に尽くしていいんじゃない?って。自分が酷い人間である。そう、自覚できて良かったですよ。それがあったから、ずっと一緒にいると決意させるんだと思いました。慣れからくる傲慢や惰性はきっと、もうこない。互いを傷つけ、傷ついたからこそ、新しい関係を作っていくんだもんね。正直、リオン登場後の克己の昭良に対する仕打ちと、昭良の自分の気持ちと向き合うあたりでは涙が止まらなかった。哀しくって。神田さんも酷い。親友だからとはいえ、昭良に本当に愛してるのか?なんて言うんだもんね。立場が違うとはいえ、人の気持ちって、やっかい。だからこそ、塔から降りて、現実に向き合うことが必要だったんだね。
その後の2人も見てみたい。
ラストのショートで克己の心のうちがわかるんですが、立派な執着攻様でした!
もっと昭良を愛でてやってください。
麻々原絵里依先生のイラストがまた素敵です!
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