このレビューはネタバレを含みます▼
結構真面目なお話しでした。
境遇の全然違う大学生2人が、友人から恋人になっていくストーリーですが、恋愛対象が男性で、普通の人のように「好きになった人と恋人になる」ことが難しく、傷つくことのほうが多かった孝臣が、またしてもノンケな将吾に恋してしまう・・・ちょっと痛みを伴う、切ないお話しでした。
冒頭のフ〇ラシーンは衝撃的ではありますが、中身はそんなエロい事は無く・・エチシーンも有りません。ソコをメインにしたくなかったのかも?
小さな頃から自分の性に気付いていた孝臣の、誰にも言えずにただただ哲学者の本に没頭した日々が共感できるような気がしました。本や音楽や芸術などなど(もちろん人もですが)、出会えて救われる事ってありますもんね・・ソノ時の自分に響くものって人それぞれだと思うのですが、それこそホント運命なのかなって思います。そういったものに触れたり出会ったりしたくて、自分もひたすら漫画を読んでいるのですけどね(^^;
この作品では、お互い生い立ちを語っているシーンもあって、細かい背景を描いてくれているので、お話しがより深いものになっています。ハピエンな終わり方だったけど、まだ続きがあるのかな?ここから「始まる」感じだからもっと2人を見たい・・「その後」が気になるCPでした。