クランツ竜騎士家の箱入り令嬢
」のレビュー

クランツ竜騎士家の箱入り令嬢

紫月恵里/椎名咲月

「けれども」病

2021年9月28日
ありがちとはいえ、世界観は嫌いじゃないのですが、表現や言い回しにクセがあったり、何度読んでも前後と繋がらない表現の文章になってしまっていたり(使い方を間違って逆の意味になってるような)、文章力がかなり稚拙です。物語が進むにつれて、ストーリーへの興味よりもそういった粗へのストレスが上回ってしまい、すごく残念。もう次巻は買わないと思います。1番気になったのは、説明文でもセリフでも「けれども。」で終わるパターンが頻出すること。意図も効果も汲み取れないので、ただの作者のクセなのでしょう。主人公の特徴としてセリフに入れるだけならまだしも、こういった不適切な使い方で多用するのはモヤモヤします。
あとは、主人公が恋愛方面にだけ極端に鈍感かつ初心なところも、イラっとポイント。
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