魔導の系譜
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魔導の系譜

イヌヅカヒロ/佐藤さくら

続きが気になる

ネタバレ
2021年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 魔導士が最下層の国レバルタで卓越した技術を持ちながら魔力が最弱なため私塾を開きひっそりと生きてきたレオンが、稀代の能力を持ちながらディスクレシアのため学ぶ術を知らず処分寸前だった被差別民族の孤児ゼクスの師匠となる。絆を深め合っていた2人だが、成長したゼクスは魔導士が集う「鉄の砦」へ向かい、集団に溶け込めず差別に抗いながら上を目指して講義・実技・実践をこなしていくうちに、魔導士の地位向上という夢を持つ友アスターを得てチームに溶け込んでいく。
一方、ゼクスとの別れ際に彼を裏切るような形で自分の心を晒してしまったレオンは抜け殻のようになり、友であるガトーでもその傷を癒せない。
ゼクスやアスター達、若者の成長と苦難と友情に期待を持ちながら、一方で、過酷な環境の中努力し続けてきたレオンに救いがあってほしいし、レオンの友ガトーやレオンの他の弟子達の先行きも気になる。
次巻が待ちきれない。
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