このレビューはネタバレを含みます▼
逆瀬川蓮二が大学から五月雨荘に帰ってきたときに見つけたのは倒れている末広巌治。巌治は岡山から自転車で親戚の石垣を頼ってはるばるやってきたと言います。なんでも浪人した巌治は家を追い出され石垣のところで大学受験するとのこと。五月雨荘の面々と蓮二と巌治と猫のロンジのわちゃちゃライフが始まります。童貞の巌治に指南する蓮二も童貞という、まだ恋もよくわからないような2人でかわいかったです。やたらとレトロ感溢れるなーと思っていたらアポロ11と大宇宙展とか共通一次試験(1979年~1989年に実施)とか出てきて、あ、昭和の設定なんだと納得しました。関西弁と岡山弁が飛び交います。エロ的には最後まではないです(素マタまで)。ちょっと甘酸っぱくて気持ちが重なっていくのをユルユル見ていく、そんなお話でした。たまにはこういうのもいいかなと思います。青春群像劇みたい。遠い思い出のようでなにか懐かしい気持ちになりました。深井先生好きなので星5で。
2019年5月 総162ページ 修正はエアtnk、白もや。