王と獣騎士の聖約
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王と獣騎士の聖約

かわい恋/小椋ムク

黒獅子との究極の純愛◎良かった

ネタバレ
2021年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ (BL小説)

獣人の聖騎士の力が国交に影響する世界の小国ジーンヴェルグ王国が舞台。

国力が弱っている王国の命運を賭けた試合直前、
敵国に寝返る聖騎士の裏切りで危急存亡の危機に瀕し、
国民と自分の操を守る為に、忌み嫌われる不吉な魔獣一族の黒獅子に助けを乞うユリウス王。

巨大な魔獣黒獅子ネヴィル×美貌の若き王ユリウス(18)の話。

面白かったです!!
二人の精神の全てが素晴らしい◎
この二人は行き着くとこまで見届けたいな〜
取引きで身体の関係を持った二人は甘い囁きは無いのに、
始終甘々で終盤のクールな求愛には痺れました(笑)

異種の二人が異なる倫理観や矜持を尊重して寄り添う関係性が良く、序盤の不穏な伏線が後半に活きる読み応えある壮絶な勧善懲悪モノでもあり、裏切り聖騎士の末路は涙でした。

巨大な黒獅子も圧巻だったけど、猫サイズcuteな黒獅子の出番の少なさが物足りない(笑)父のような騎士団団長ワイズマンのカッコ良さ◎意外な結末のこの世界の話シリーズ化しないかな〜(^人^)
巻末SS新CPの続編は読みたいような読みたくないような微妙(笑)
ムクさんの挿絵も素敵です!!
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