この背中に爪を立てて
」のレビュー

この背中に爪を立てて

西本ろう

狡くて悪魔的にエロい受けちゃん推しです

ネタバレ
2021年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好き!超好き!
出だしで一瞬にして一目惚れ、から気を引きたくてウズウズ、店長の登場でえ?もしかしてこの2人…と攻めの歩と一緒に気分を上げ下げしていたら、、、
25Pの、1ページ丸々受け、義孝のアップ、プラス店長の手!
私がこのお話に落とされた瞬間です。
次ページの歯が当たって云々のセリフでさらに追い打ちズッドーン!でした。
はぁ〜、ホントこういう受けくんに弱い。キスしながら牽制するとか、たまりません。
義孝のカットがいちいちエロく見える構図と描き方で悪魔的に魅力的なんですよ。

当て馬の店長が嫌らしくていい仕事をしています。
歩にはやめとけと言いながらまだ義孝が自分を好きでいてくれることに優越感を抱いているのが見える。
どの口で正論吐いてるんだ!とデコピンのひとつもしてやりたい。

店長の確信的な狡さに比べ、義孝のは無責任で無自覚な狡さ。こういう男を捕まえる為には弱っているところを(精神的にも肉体的にも)埋めてやるのが1番。
歩が目敏く攻めどころを心得ていたのでちゃんと落ちてきてくれました。

妻、美穂は気持ちは報われないのを承知でつけ込み、義孝を法律的に縛ったわけですが、結果的には離婚したので義孝を本当に愛しているのだとわかります。

難しい四角関係を、疼きや悔恨や衝動、愛憎など様々な感情を上手く絡み合わせた上等な作品だと思います。

局部はうっすらトーンでかなり判別できます。ヤオイ穴はわりとリアルに描き込まれていました。
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