このレビューはネタバレを含みます▼
舌のない掃除屋・彗×借金のカタに体を売る青年・柊。仕事で訪れた事務所で痛めつけられていた柊から自分を買って欲しいと声をかけられた彗は、柊を匿い代わりに借金を返済し、ペットのように養うように。酷い継父から受けた暴力とトラウマから柊に執着する彗と、彗に恩を返したいと自立を目指す柊。暴力描写や残虐シーンがあるので苦手な方は要注意。柊の傷とDVDのパッケージだけでも壮絶。あの友人は八塚達にいいように転がされたのは分かるけど、それを差し引いても同情はまったくできない。柊を救った彗の脆さが表面化してからの一年後の二人の差には、やっぱり育ってきた環境の違いが大きいのかなと思わされました。互いに支え合って、これからは幸せに生きて欲しい。思ったほどには重くなく、フランツはどうあれ八塚の立ち位置がいまいち分かりにくかったけど概ね満足。でも描き下ろしの明るさはさすがにちょっと違和感あるかも。