亡き兄が残したもの。(忘備録)





2021年10月5日
BLの恋愛要素を抜いたお話だと思ったらいいと思います。すごく 淡々と話しは進み、各々の思いが溢れ出る一瞬があって、兄の死は そこに 意味があるんじゃないかと思います。そして、兄の彼氏のバーの名前が タイムスリップができた理由じゃないかと思いました。とっても 意味深な名前なんです。一話だけ読むと 亡き兄の彼氏が 最終的に弟とくっつくように思ったりするかもしれませんが、BL枠であるのは、兄と兄の彼氏の関係があるからだと思うんです。それだけだと思います。最初から 最後まで 読むと、短編映画を観ているような、又は 2時間のTVドラマを観ているような美し作品です。彼等と両親の心情に 感情移入して読んでください。切なさは やがて 暖かさへと変わりますよ。

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