飴とキス
」のレビュー

飴とキス

秋平しろ

かわいいがあふれている

2021年10月5日
この作者さんの作品を読むと私はいつもちょっとだけ泣いている。
でも必ず声をあげて笑っているし、読後は満足感でいっぱいだ。
どこかの街の何気ない日常。たぶん誰もが持っている自分ではどうしようもない生き辛さを傍らに精一杯生きている人が恋をして、しかも自分勝手じゃない恋をして、十二分に相手を思いやって、それなりの壁をそれなりに超えていこうとする姿が愛おしいのだ。なかでもこの作品はごくごく普通の(まあ、きっとめっちゃ綺麗な)男の子と常識の範囲でスパダリとの恋。可愛いしかありません。
今日もどこかの空の下で彼らはきっとそれなりの悩みを抱え互いを思いやり働き、愛し合っているはず。そう思えるから私も幸せになる。
そういうお話でした。読んでください。ネタバレなしに言えるのはここまで。
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