このレビューはネタバレを含みます▼
分冊版の評価が低くて驚いたが、無料版の1話だけを読んで低く付けている人がいることに驚いた。評価を付けるなら最後まで読んでからにして欲しかった!
タイトルで、ささくれPの終末シリーズを1番に思い出しちゃうよね。でも作者さまはFoZZtoneの方だったようで。
ミステリー風味の青春群像劇?
いやいやこれはBLなので、男の子たちの気持ちに焦点を当てて読んだ。
いつの時代の青春なんだろうと思うくらい、(脳内で太陽の季節流れた(^^;))真っ直ぐでスレていない「好き」の気持ちが交差する。その中に行き過ぎた「好き」を抱えた男の子がひとり。それはまさしく渇望だったのだろう。
メンバーみんな解りやすいのに、ノンちゃんだけが不可解だ。これは13年間もの間、誰にも言えずヨリちゃんの全てを背負って生きるという事を、私が実感できないからなのかも知れない。
鬱々とした話なのに、ラストの2人には明日の光が見えたので読後感は悪くない。
描き下ろしが切ないね。
多分、本当に事故だったのだろう。
そしてプロフに書いた夢は叶っているんだよね。
ノンちゃんと明日の話ができていたのに、ね。