このレビューはネタバレを含みます▼
僕は他の山村美紗氏の小説同様、この小説の文庫本も阪神淡路大震災の前夜に買いましたが、やはりこの小説の文庫本もその後の様々な事情で手放してしまいました。そして今回、思いきってコミックシーモアで再購入しました。「花の棺」や「百人一首殺人事件」や「京都茶道家元殺人事件」同様、この小説でも主人公のキャサリンが、それも異常なほどに日本文化に興味を示しています。自分が尊敬しています大学教授が女性を殺害する現場を目撃したために口封じのために殺害されました水原奈美と言う女子大生の「ジュウニヒトエの男」と言うダイイングメッセージが実に見事でした。この小説には、古くから日本で利用されています様々な薬草が登場していましてとても面白いです。また、「新聞広告の殺人」に登場しています、「大学教授の殺人行為」を目撃したために殺害されました「荏原江一」と言う男性の印象も強烈でした。山村美紗氏は若い頃に株の売買で大儲けしましたが、「特急列車は死を乗せて」にはその当時の知識が記述されていまして、叔父に毒殺されました「島津良彦」と言う男性の「カミオカだ」と言うダイイングメッセージも実に見事でした。