校舎の窓から眺めた木漏れ日のようなお話。





2021年10月10日
大好きな作家さんです。
どの作品も大好きなんですが、過去一で大好きな作品になりました。
こんなに儚げで憂いを帯びて、少し大人びた男子高校生なんて自分の周りにはいなかったけど、なんだかそのまま容易に想像できるほどキャラクターと絵がきちんと成り立っていて、とても読みやすいです。
性格や周りの友達、生い立ちから対照的な二人がそれぞれの色を持ったまま、少しずつ寄り添って混ざり合っていくお話です。思春期特有の葛藤や多感な感じもありつつ、主人公たちのそれぞれの雰囲気も重なってか、お昼休みのあとの午後の授業中に、なんとなく校舎の窓から外を眺めて、木々から漏れるキラキラした光をただボーッと眺めているような、なんだかそんな、静けさの中に特別な一瞬が詰まっているような雰囲気が作品から感じられました。(ほんと語彙力がほしい…)緩やかにお話は進んでいきますが、対照的な二人だからこそ同じ事柄に対する反応が想像と違って、そんな考え方あるんだー!っと世界が広がっていく様子を見守る読者もあたたかい気持ちになります。相手を理解することは難しいけれど、寄り添うことの大切さをこの作品から教わりました。どの登場人物も魅力的な人ばかりなので、二人のその後も描き続けてほしいし、スピンオフで神田さんのお話も描いていただきたいです!何度読み直しても、読了後多幸感でいっぱいになるので、ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです。
どの作品も大好きなんですが、過去一で大好きな作品になりました。
こんなに儚げで憂いを帯びて、少し大人びた男子高校生なんて自分の周りにはいなかったけど、なんだかそのまま容易に想像できるほどキャラクターと絵がきちんと成り立っていて、とても読みやすいです。
性格や周りの友達、生い立ちから対照的な二人がそれぞれの色を持ったまま、少しずつ寄り添って混ざり合っていくお話です。思春期特有の葛藤や多感な感じもありつつ、主人公たちのそれぞれの雰囲気も重なってか、お昼休みのあとの午後の授業中に、なんとなく校舎の窓から外を眺めて、木々から漏れるキラキラした光をただボーッと眺めているような、なんだかそんな、静けさの中に特別な一瞬が詰まっているような雰囲気が作品から感じられました。(ほんと語彙力がほしい…)緩やかにお話は進んでいきますが、対照的な二人だからこそ同じ事柄に対する反応が想像と違って、そんな考え方あるんだー!っと世界が広がっていく様子を見守る読者もあたたかい気持ちになります。相手を理解することは難しいけれど、寄り添うことの大切さをこの作品から教わりました。どの登場人物も魅力的な人ばかりなので、二人のその後も描き続けてほしいし、スピンオフで神田さんのお話も描いていただきたいです!何度読み直しても、読了後多幸感でいっぱいになるので、ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです。

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