3軒隣の遠い人
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3軒隣の遠い人

鈴木ツタ

んん?

ネタバレ
2021年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昇に恋心を自覚するまでの光也のモヤモヤ。それが一気に噴き出す1話は、気持ちの変化もリアルでそこから拗らせるには充分な展開でした。
10年後黒髪センター分けの昇に似た柳瀬さんと出会い、遊び相手にするつもりが自分の吹っ切れていない気持ちを自覚するきっかけになってしまう。
柳瀬さんがあまりにかわいく描かれていて、この2人の恋愛の話で進んで行くのではと一瞬思った。
なので昇との再会からの流れにそれを超えるインパクトが欲しかったです。
2人の温度差がどうもありすぎる気がして。
で、柳瀬さんの役割が大機を呼ぶ男というちょっと都合のいいものだったのもなんだかな…。
短編もう1つ「海の上で見る夢」
作家の南雲さんが海が眼前に広がる旅館で体験する不思議だけど優しいお話。
夜の海がミステリアスで雰囲気があります。
短編なので多少の引っ掛かりはスルーしますが、ツタ先生の絵柄、表情が好きなので楽しめました!他作品もどんどん読んでいきたい!
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