シークレット ルール
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シークレット ルール

上川きち

お互い素直じゃないね

ネタバレ
2021年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 義父の会社に秘書として勤めている樹生。ある日長期休暇から戻ってきたら、義父ではなく、悪名高いで有名な菅波という男が社長に就任していた。
前社長は買収されたから隠居するという手紙を樹生に残していたけど、樹生は菅波の元では働きたくないという。
でも、樹生が菅波の言うことを聞かないと義父に借金がのし掛かると脅され、いやいやながらも菅波の秘書として働くことに。
でも、好き勝手で動く菅波に樹生は嫌気がさしてきていたので、文句をいうとセ○クスの相手を樹生にしろと命じてきて仕方なく相手をするハメに。
翻弄される樹生に、前社長の親友の専務から休める時に休みなさいと労いを受けてほっとしたのもつかの間、休みなのに旅館に無理やり連れていかれ、そこでも抱かれ、帰宅しようとしたらいつの間にか自分と菅波が同棲することになっていた。
あまりにも身勝手な菅波に腹を立てていた樹生。
そんな最中、専務がある不審な電話をしていたのを聞いてしまった樹生は専務が会社のお金を横領していたのを知りショックを受けて。
その専務に襲われそうになっていたら、菅波に助けられ今迄の事の真相を菅波から聞かされた。
それから、前社長が会社に戻り、菅波は海外に行くことになっていて。
頭にきていたけど、菅波に牽かれてしまった自分の気持ちをごまかすことが出来ず、菅波に自分の気持ちを素直に吐露すると、菅波にも気持ちを告げられて両想いに。
結局、海外には樹生も秘書としてついて行くことにして、会社では社長と秘書、プライベートでは恋人として過ごすことに。
最初はいやいやながらも秘書として勤めていたけど、最後は自ら秘書として働き、恋人として過ごす所が見ていて微笑ましかったです。
ストーリーもきっちりとしていたので、凄く読み易いし絵も綺麗だし(何よりもデフォルメされている小さいバージョンが可愛い。)、好みでもあったので購入してよかったです。
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