このレビューはネタバレを含みます▼
近日の"高評価レビュー"のコメントを拝読して、購入を決めました。その方々の語彙力の素晴らしさに脱帽です!!😄
おかげで宮沢賢治を軸とした作者様の、独特の世界観に入り込めたように思います。
雨の日に出会った2人の高校生、篝(かがり)と春生(はるき)の、春の嵐のような始まりから、過ぎ去った静けさまで、切なくも尊く著されています。
冒頭から、春生に「下僕になれ」という篝がおっかなくてしょうがなかったのですが、後半まるで別人のような篝の脆さや弱さが見えてきます。
それまではまるで、神様のように君臨してきたはずなのに。
ラストは2人が同じくして抱えてきた空虚感が、バチッとはまる展開まで一気に駆けあがります。
ただ、途中、暴力的な描写やドラッグ、3Pなど、、自分は苦手なエゲツないシーンが多々あったので、星4つにさせていただきました。
それを超えても、読んでみる価値のある作品だとは思います。エロだけではない、BL漫画の世界観が一気に広がります