このレビューはネタバレを含みます▼
購入した時点で9人評価という事で少なかったとはいえ、星4だったのですが、なんでそんなに点数良いのか私には、全く分かりませんでした。
なんというか、全体的に色んな背景の描写がなさすぎて、情景を想像し難くリアリティが全く感じられない。人物の2メートル範囲しか描写がない感じ。
どんだけ小国なのか知らないけど、皆、フットワーク軽すぎ。国王も宰相も王子も、供の1人も連れず、すぐその辺ウロウロしてるし、城の中は侍女、使用人の1人も描写ないし、ヒロインは情事後、身体を洗わずウロウロしてるみたいだし(部屋に風呂やトイレあんのかしら?体液ダラダラの描写があったらその後、綺麗にしたのかな?とか思っちゃいますが、そんな描写も1つもない)
腹心の部下扱いの従者は、素人の王子に後をつけられたり、上司に報告すら満足に出来ない間抜けだし。ヒロインの親は突如モラハラ人間になるし、ヒロイン自身は人と満足に話も出来ないコミュ障なのかと思えば、最後は普通に話してるし、なんだか人物像も定まらず。
初作者さんなので、辛口にしたくないのですが、なんつーかこう…設定がザルだな…。という一言です。半分くらい読んで、つまんないなと挫けそうになりましたが、取り敢えず最後まで読みました。一応付け加えると、私は本の途中で挫けそうになる事は、かなり少ないです。