君を愛した10年間【タテヨミ】
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君を愛した10年間【タテヨミ】

EUN/wuyiningsi

最終巻まで一気に買ってしまった、、

ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLは初めて読みましたがBLという括りでは収まりきれません。久しぶりに胸が締め付けられたり涙が出ました。
知念と涼生のハッピーエンドは無いだろうと思いつつ少し会わせてあげてほしいと思ってしまったが接触させない徹底ぶり、、涼生が酷すぎたからなぁ。最期まで知念への愛というより「お前がいないと”俺が”生きていけない」というような自己愛が目立つ。。。
先生は知念への真っ直ぐな愛で応援したくなりますが、涼生も当初はそうだったはず。先生の番外編は本編でいいんじゃないかと言うほど大事なシーン。
知念の最期の言葉を聞いたあとの先生の気持ちを考えると胸が張り裂けそうだけど、来世は先生のもとへ行くって言葉が唯一の救い。
知念と先生が一緒になるシーンがあるけど、知念がやっと心を通わせたんじゃなく、他人に借りを作りたくないという気持ちによるものかな。心は許していただろうけど。
息を引き取る寸前に知念の中にいたのはやっぱり涼生だった。1番幸せだった高校時代の頃のセリフで息を引き取ってた。
先生が涼生へ送ったメールの最後の「会いたくない」という知念の気持ちは真っ直ぐに伝えられてない気がする。先生は涼生へ時折、意地悪な嘘をついていたから。いつまでも涼生への気持ちが消えない知念をそばで見ていたからこそだと思うけど。知念は「会いたいけど、会わない方がいい、会えない」という感じだったようにあの涙を見ると思う。嫌いで憎んでるわけじゃなく最期まで涼生を愛していたから。
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