艶めく闇と溺れる光―同窓会―
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艶めく闇と溺れる光―同窓会―

沙槻

受が性被害に遭わないならOKです

ネタバレ
2021年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 怪人二十面相と小林少年の愛がモチーフになっているこのシリーズの設定は文句なしに素晴らしいです。ミステリとしても乱歩オマージュとしても読み応えがあるし、戦後昭和の世界観も絵のタッチによく合っていると思います。
こちらはシリーズの『十字路』と『魔術師と人形』の間の時間軸のお話とのこと。私はこっち(同窓会)を先に読んでいたのでまあ良かったんですが、受の自己犠牲が痛すぎる『魔術師と人形』があまりにも地雷だったので(すみません)、そちらが先だったら買ってなかったかもしれない…。
この『同窓会』はまだ1巻のみ(2021年10月現在)ですが、なんとなく小林くんを愛でる平和なストーリーになりそうなので安心感があります。1巻の出会い茶屋での濡れ場よかった。…いや、ミステリだから血腥いの大歓迎なんですけど、特殊体質ゆえに小林くんが速水さん以外の人に抱かれたり自己犠牲でモブの性奴隷になったりするのは正直見たくないので…買い続けるかどうかは今後の展開によるかなと。
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