このレビューはネタバレを含みます▼
全自分が泣いた。最近本当こういうのに弱くなりました。
お話自体凄くストレート。ズバッと真っ直ぐ響きました。自分ひねてるもので基本ひねりの効いたものばかり読んでるからかもしれませんが、とても新鮮で爽快でした。
万引きしてる少年をみて、弟と同じ中学生の制服を着ていたこともあって、放っておけなかった高校生の男の子。助けたからかすっかり懐かれて、かわいくて仕方ない。そんな高校生と、自分を助けてくれた人に対して何やら自分の心を色々ともて余している中学生の男の子のお話。
中学生の男の子はチビで金髪で不登校で、でも不良というよりは自分の居場所を探してる子。この時の出会いがその後の人生をいくらでも変えるんだろうなって感じ。まだまだ間に合うし、けど誤った道に行けばそのまま行っちゃうこともあるだろう。
そんなときに出会った、頭の良い高校生の男の子。がり勉タイプとは違う穏やかで優しくてどこか隙のある人。その人に特別に思われたくて、その感情が何なのかわからないまま相手にぶつけてしまう。
それじゃ駄目だって自分で気付けた。(多分、それは高校生の子との出会いがあったし、元々お母さんとの関係も悪くなかったから。)自分で気付いて、じゃあどうすればいいかって考えて行動に移した。そこがすっっっごく良かった。本当に良かった。人との出会いって大事だなってストレートに教えてくれる。
そしてそして、最後の方で、ブラコン弟の心もがっちり掴みましたね!笑。そういうところは元々持ってた素直な良いところなんだと思う。泣いた(T0T)。よくわからんツボで泣いた(T0T)。
二人の将来がチラ見でも良いから見たい…!!ぜっっったいスパダリになってるだろうよっ!おめでとう(T0T)(勝手にお祝い)