成り行きで婚約を申し込んだ弱気貧乏令嬢ですが、何故か次期公爵様に溺愛されて囚われています
琴子/笹原亜美
このレビューはネタバレを含みます▼
冒頭の「…いいよ、婚約しようか」からして、うんうん、実は最初から好きなんだよね？と予想してたら、予想以上の溺愛ぶりの囲いこみが楽しすぎました(笑)
ヒーローの度がすぎる過保護ぶりもスルーできるほどの、ヒロインの素直すぎて可愛いところも良かったです(笑)
ヒロインの幼馴染みは嫌いだったな。
いくら好きでも取られたくないといっても、世界一嫌いと言いたくなるほどトラウマにさせるのはやはりダメでしょう。婚約してるわけでもないのに、ヒロインの行動や装いを制限する権限がこの人にあるわけ？となりました。
ヒロインの家が婚約を断るわけがないとか思ってたのも、上から目線でなんだコイツという感じだったし、今さら何言ってんだ？何やってんだ？今さら遅いわ！と、私は全く同情できませんでしたね。
両親と兄は確かにクズで、そこは可哀想なのかもしれませんが、ヒロインに関しては完全に自業自得ですからね！
好きな娘ほど意地悪するような性格でも、やっぱり意地悪の合間に優しさや愛情が感じられないようなやつはダメです。
ヒロインの気持ちを無視して結局自分の気持ち優先でしかないし、ヒーローに八つ当たりした時は、お前にそんなことを言われるすじあいはないぞ！と思いました。
その点、隣国の公爵令息はなかなか良かったですが、本当に相手が悪い。この溺愛甘々ヒーローには誰も勝てませんからね(笑)
隣国の公爵令息にもトラウマがありましたが、長男で後継ぎだったからなの？妹と弟はそんなトラウマないみたいだけど？あれ？この三人は母親一緒なんだよね？まさか違うの？自分の母親がそんなことしてたら気にしてもっと申し訳ない態度になるよね？そもそも第三夫人しか子供生んでないの？と気になったので、スピンオフで明らかにして欲しいです(笑)
殿下はヒーローの良き恋の相談相手として、友人二人より役にたっていて年下とは思えませんでした(笑)
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