悪役幼女だったはずが、最強パパに溺愛されています!
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悪役幼女だったはずが、最強パパに溺愛されています!

朧月あき/shoyu

読後感の甘く幸せな余韻は良い☘長文失礼

ネタバレ
2021年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1歳の脱走時に前世の記憶が甦ったヒロイン・ナタリアですが、悪役にはなるまいと家族と関係修復していくのは良かった(打算込みだけども)。結果、まさかのお義兄様ヤンデレ執着発症おめでとうございます笑。次に会った家庭教師のギルさんも初っ端から甘く、幼女になんちゅー色気使っとんねん!とツッコミましたが終始ブレずにナタリア愛で良き。ラスボスお義父様も不器用なだけでナタリアを可愛いと思ってる事が分かりほっこり。何だかんだ1番可愛いのはお義父様でした(最初表面無表情なのでスンデレって感じ笑)。義娘に甘々執着ご馳走様です。
お義兄様、ギル、お義父様の3イケメンからの愛され話でニヨニヨ。13歳まで成長しますがナタリアが基本幼女なので余計ニヨニヨしちゃいます。事件解決したその後の話が読みたくなってしまうくらい最後の甘い愛され感は良かった。幸せ。ギルも素敵だけどやっぱりお義父様お義兄様との家族甘々話が読みたいかなぁ〜幼女だし笑。
ただ途中ナタリアが少し打算色強めなのが嫌でした。お義父様が歩み寄ってくれて実現した散歩も上の空で町に出たいって…いや分かるよ?分かるけど何だかなぁ〜年頃の娘の反抗期なのでこんな感じか?でも相手は基本冷酷な皇帝陛下だし私ならワクワク散歩しちゃう笑。あと下町のイサクさんとお義父様比べちゃあかんて。
ナタリアの操獣師になる為の前向きな決断は良かったけど逃避行の留学に固執し過ぎて自分本位な印象が強くなり残念。今までちゃんと媚び売ってたじゃない!と思うナタリアに言葉が出ず…今までの家族時間は本当に打算でただ結果のみが大事だったのか?と驚愕。まぁ最後改心したので良しとしましょうモヤるけど。
そして物語の強制力のくだりが今一良く分からず、起こるイベントは同じでも現在の関係性やアリスがアレなので流れが変わったのは良かったですが、ダンスした時のパパの台詞は…ん?台詞バグって意味が分からない。じゃあ他に色々バグ起こってもいいんじゃないの?何故そこだけ?謎でした。
謎といえばお義兄様に番認定されたアリスは最後あんな事になりましたがもしアリスが死んじゃったらお義父様と同じ様に不能になるって事でいいの?ギルの件も元に戻った説明にスッキリ感が無かったです。
その辺りに目を瞑ればとても良い愛され話だったかな。定価購入よりクーポン購入推奨します。
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