やっぱり読んでしまう作家さん・・

正直ホント画は好みじゃないんですよ（ごめんなさい(^^;）だけど・・・内容がめちゃ良くて、引き寄せられるように読んでしまう作家さんなんです。
人に否定されてばかりで生きる気力をなくし自サツを図ろうとしていた少年：タマと、可哀相な動物たちをついつい拾ってしまう動物病院院長との・・・ラブです。
作家さん・・・どうしてこんなにも傷ついたタマの気持ちが解るの？っていうくらい、タマの心情に寄り添っていて、そして読み手の心を抉ってくるのですが・・そんなどん底の状態で出会う心優しい先生によって、精神的に救われます。
もし人の何気ない言葉や態度によって「自分は必要とされていないんじゃないか」とか「生きていても意味がないんじゃないか？」とか思ってしまう人がいるんだとしたら、もっと全然違う考えの人もいて、必要とされる世界もあるのだという事を知って欲しい。世の中も捨てたもんじゃないと思える場所もあるよ、という事を知って欲しい。そんな風に色んな事を考えさせられる作品・・・刺さる人には刺さる作品・・だと思います。少なくとも私には作家さんのメッセージが見えた気がします。もっと、色んな人に読んでもらえたらいいな・・この作家さんの熱い部分を解ってもらえたらいいな・・そんな風に思う作品でした。