勇者様のお師匠様
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勇者様のお師匠様

ゼファー/三丘洋/こずみっく

面白いですが耐えられるか

ネタバレ
2021年10月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻まで。

勇者とはいかないまでも、一般的に良くあることです。人よりちょっと優れた人は、凡百の人達からは畏怖され妬まれ仲間である事を拒否される。それでも能力は利用したいので、上辺だけはへりくだったり卑屈な態度をとる。そうなるのが嫌だからと拒否すれば、うしろ指をさされ恨まれる。

優秀でないほうが生きやすいのが世の常です。そういう世の中の風刺としても読める作品ですね。

勇者のお兄ちゃんのように、ありのままに凄いものは凄いと称え、それでも彼女の能力を妬んだり利用したり疎外することもせず、彼女に並び立つために自分を高めようと努力するような人間になりたいものです。

2巻目に突入。主人公は悪くありませんが、周りのクソ貴族のボンボン共がとにかくクズすぎて、気分が悪くなります。それに耐えながら読まなければならないので、あまりに不愉快になるようなら、読むのをやめるかもしれません。
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