このレビューはネタバレを含みます▼
和風ファンタジーでどっぷりハマった作者さん。「明烏〜」と「羅城〜」の方がどストライクではありましたが、現代ものもリアルで切なくて良かったです。
幼馴染の拗らせラブ。気持ちの行き違いで長年すれ違ってしまった2人の、再会からのやり直しストーリー。
もっと勇気があればこんなに何年も引きずることなかったのにと思うけど、思うように上手くやれないのが人間だもんねぇとジタバタしてる2人に泣き笑いの気持ちになりました。
南央が7年前のことをどう捉えていたのか、会いに来るまでの間どう思っていたのかがよくわからなかったので、南央目線のエピソードももう少し入れて欲しかったかな。修と一緒に自分も「またきたなんで」になってしまったので。まぁ南央が来なきゃ苦い初恋のままで終わってただろうから結果良かったのでしょうが。
ストーリーはありがちと言えばありがちですが、朔ヒロ先生の切実さを感じさせる心情描写が光ってたし、絵も雰囲気もやっぱり好きだなぁと思いました。