このレビューはネタバレを含みます▼
外務省キャリア官僚の鈴木と遠藤は東南アジアで跋扈する人身売買ルートを探っていたのですが、遠藤の目的はある1人の女性を探し出すことで‥と、なかなか読ませるストーリーでした。
鈴木は典型的な官僚タイプ、遠藤はキャリアに興味のない自由人。最初こそ、経験豊富な遠藤がおこちゃまな鈴木を手の上で転がすような様子が微笑ましいんですが、ある出来事をきっかけに趣が変わってきて遠藤は余裕を失くし鈴木は逞しくなっていきます。遠藤は過去に囚われたままなのか、鈴木の思いは報われるのか、バーバラ先生には珍しくエロ少なめで硬派なストーリー展開でした。
とはいえ、ラストでたっぷりエロを披露して下さってます、ご安心を。最後まで素直になれない鈴木が可愛かったし、遠藤もそこを可愛いと思っているのでしょう。鈴木も遠藤も一途なのでCPとなって安心しました。