狼の花嫁
」のレビュー

狼の花嫁

りゆま加奈

ルーイが健気で泣ける・・・

ネタバレ
2021年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ こういった、可哀想な系統はあんまり得意じゃない・・というか、苦しくなってきちゃうので苦手なのですが・・・表紙の民族的な衣装とケモケモにやられて手に取ってしまいました(^^;なんて性(さが)なんでしょ。
王が気まぐれに(←この理由、後々明らかになるのですが・・ホント酷い!!)侍女に手をだして生まれた子供:ルーイ・・・しかも両性具有という、歪な状態で生まれた事で皆から疎まれて育ったのに、更に王女として嫁がされるという酷い仕打ち・・。もう最初から辛い・・・それなのに健気で以外にも芯が強いという、いかにもなヒロイン的存在。地味で儚げなのに、雑草のようにへこたれないルーイに、何だか常にホロホロ涙が出てきてしまう・・(^^;
ゼスの番となって幸せになって欲しいのに、これでもか!っていう追い打ちの不幸・・・嗚呼、いつになったら穏やかに幸せに暮らせるのかしら・・・と3巻まであっという間に読んでしまいました。これやっぱり結構重たい内容なんですよね・・・でも所々に幸せなひと時があるので、ちょっとほっとしつつまた読んでしまう。初読み作家さんですが、惹き込まれますね~(^^
狼シリーズとして他の作品もあるみたいなので、そちらも気になります♪
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