捜し物屋まやま
」のレビュー

捜し物屋まやま

木原音瀬

2巻出て嬉しい!人間ドラマです。

ネタバレ
2021年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。こちらは一般小説に分類される作品なのでBL展開はありませんが、個性的な4人の男の人達のわちゃわちゃが楽しいです。捜し物屋って仕事を中心に、いろんな事件に遭遇します。ツラい展開も比較的少なく、今まで読んだ作者様の作品の中では読みやすい部類ではないでしょうか。表紙の二人が血の繋がっていない兄弟なんですが、この二人がなかなかの素材で特に弟(背の高い方)は美形設定にもかかわらず、かーなーりダークな人間なんです。特殊能力もあり、BL展開には至らずとも執着・依存は垣間見られます。他のレビュアーさんも書かれていたけど、これシリーズ化させたら面白いのにーと思ってしまいます。
何でしょうか、これが嵌まるってことなのか、ふとした時に木原作品が読みたくなってしまいます。読んだら心揺さぶられるのに、痛さとかツラさが癖になってきているのか?マゾなのか(笑)?木原先生の原作でコミカライズされた「吸血鬼と愉快な仲間たち」は本当に大好きな作品で、今4巻(小説で2巻分)まで出ていて良いところで終わっています(まだ続くはず、小説は5巻まで出ていて未完)。この原作がどうしても読みたいけど、シーモアさんは扱ってないし、一般でももう売ってないみたいだったから遂にヤ◯オクに手を出してしまったー。高かったけど、買って後悔なし!やっぱり面白い~。こんなに面白いのになぜ絶版。「箱の中」の続きも読みたくて、「檻の外」も探しているけどこれはどうしても手に入らないー。こちらはもうプレミア価格になってるー。大人の事情がいろいろあるんでしょうが、作品が存在しているなら、読みたい人が気軽に読める世の中になって欲しいものです。

(追記)2巻まで読みましたー。2巻が出ると思ってなかったので、マジ嬉しい。読み応えありました。木原作品にしては読みやすい方だと思います。今のところ、ラブ展開はありません。人間ドラマです。主要メンバーも増えつつあり、これは続いていきますね~。いいね~。次を楽しみに待ちたいと思います。
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