全ては王太子の掌の上🗝129P

ネタバレ

2021年10月31日

このレビューはネタバレを含みます▼ "ふしだらな婚前教育"をされたのはロロット嬢の方でしたね笑。王太子・エルネストは裏から手を回しに回し、策士でした。バッハマン公爵へロロットを迎え入れる打診もロロットの叔母へ家庭教師選考の話を本人に伝える様に言ったのも、あときっとロロットの仮面舞踏会参加も仕組まれてそう。その他にも描かれてはいないけど色々してそうで王太子こわい。幼い頃から想っていただけに変な虫が寄り付かない様に監視してそうだし没落令嬢で結婚を断られてたってロロットは言ってるけど果たして本当にそうなのか…王太子暗躍してない？こわい。
叔母の家での仮面舞踏会(仮面の描き方が少し残念だった)から王太子がロロット一択なのは見ていて分かりますし家庭教師選考の場でも一瞬でロロット即決でそのまま私室に行き手を出してしまう早さに笑いましたが、幼い頃の記憶と結びついてない彼女からしたらギョッとする展開ですよね。でも好きな人だしこの想いと記憶だけでこれから生きていく的な切ない恋心がイラストの儚い印象と合っていて良かった。
ただ、苛立ちや嫉妬心から王太子が外で致しちゃったり部屋で無理矢理致しちゃった所は駄目な方は駄目なやつなので読む時注意かもです。私はお互いに愛が有るのが分かってるので大丈夫でした。
最後は大団円で良かったのですが129Pと短めなので国王との和解だったりもう少ししっかり読みたかったな。その後の幸せな2人も。最後の結婚式、豪華なドレスを用意すると言ってましたが豪華に見えなかったのが謎でした笑。

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Chisakoko さん

(女性/－) 総レビュー数：337件

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