クリミナル・インタビュー ~あの日の真実~【タテヨミ】
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クリミナル・インタビュー ~あの日の真実~【タテヨミ】

ピョン/Queensa

ようやく読破しました!

ネタバレ
2021年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●全部で68話(67話でストーリーは「完」となっており、68話で数年後のエピソードが「外伝」として描かれています)…普段コミックス1〜2巻程度のBLを好んで読むので、この長さ読み切れるかな…と思っていましたが、後半の20話ほどは縦スクロールする手が止まりませんでした。まず絵が好き!綺麗です。ストーリーはサスペンスっぽい要素が強いですが、途中途中にドキッ&きゅんとするシーンも差し込まれ、ラストまで読んでようやくこのお話が壮大かつ複雑なBLだったのだと分かり、しばし呆然としてしまいました。
●(以下、めちゃくちゃネタバレ書きます!初読のかたはどうか読まないで…!)キスターの真実が、最後にちゃんとジョナサンに語られて良かった。でもその真実が語られるより先に、ジョナサンはキスターの愛情を無意識に感じ取っていて、信じたいという気持ちが生まれている。そこがいいなと思いました。
●双子…というのは、多くの物語で不幸を生みますね。双子だからこそ、どうしようもなく許せなかったり、でも許したかったり。兄の弟に対する感情は家族の歪みによって肥大して、間違った方向へ動いてしまうけど…共感はできます。
●バロンも兄としてジョナサンをとても大事にしてた。双子の兄とは表現が全然違ったけど。ジョナサンの友人たち、ロベルトとジェロームもそれぞれに恋をするけどそれは叶わなくて、特にジェロームはつらくて悲しい。二人にも幸せが訪れますように。
●キスターが本当に救われるのは外伝の68話なので、ラストまで是非…!
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