記憶、感情、母性、本能。異色の少女漫画SF





2021年11月2日
新刊のところにこの作品を見つけて「あっ!」って声が出てしまいました。タイトルを強烈に覚えていて、暗く湿ったイメージを呼び起こされるも、最終的にどんなお話だったかが朧げで、あと、お値段が今だけお安くなっていたのでw、購入してしまいました。日常に潜むSF、能力者とそれを利用しようとする組織、そこから逃げる能力者たち…って鉄板の設定なのですが…なんというか…雰囲気が独特。胸糞展開という事は決してないのですが、終始じっとりとした湿り気があって、ダウナー系の薬物のような作品だなぁと思いました。人を選ぶけれど、ハマる人にはたまらない中毒性を持ってそうな、まさに薬物。これを25年以上昔に花ゆめで連載していたなんて、明智抄先生も凄いが白泉社もすげぇや。

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