キャッスルマンゴー
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キャッスルマンゴー

小椋ムク/木原音瀬

木原作品に浸る、実家がラブ ホのDKとAV監督

2021年11月4日
作者買いです。こちらは今私がド嵌まりしている木原先生の原作・脚本で小椋先生が漫画を描かれています。実家がラブ ホっていうDK万くんと、そのラブ ホでの撮影がきっかけで知り合ったAV監督の十亀の物語。最初は反発しあっていた二人のハラハラ・ドキドキが描かれた1巻と、二人のすれ違いがもどかしくて切ない2巻。読後、ある程度の満足感は得られますが、これは小説「リバーズエンド」(ちなみに挿絵も小椋先生)を読むと尚一層深みが増します。と、いうか必須だと思います。なので、こちらの作品を読まれた方は「リバーズエンド」もセットで読まれることをオススメします。でも、シーモアさんでは扱ってないんだよなぁ…。是非、扱っていただきたいです!私は古本で入手しました(木原作品は入手困難なものもありますが、これは比較的安価で入手可能)。ちなみに、「リバーズエンド」には十亀の高校時代(十亀の生い立ちが分かる、結構重い過去)と、キャッスルマンゴーの後日譚がしっかり書かれています。これを読めば、十亀の人となりがよく分かって、キャッスルマンゴーの理解も深まると思います。「リバーズエンド」まで読むと、すごく幸せな充足感に満たされますよ~。そして、他のレビュアーさんの情報によると、十亀と万の10年後が書かれた「end roll」という短編が「HOLLY MIX」という作品の中に収録されているみたいですね。こちらも是非読んでみたいです。
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