ボクたちはまだ青く【コミックシーモア限定特典付き】
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ボクたちはまだ青く【コミックシーモア限定特典付き】

黒井つむじ

アオハルの甘酸っぱさ炸裂

2021年11月8日
黒髪の七種(サエグサ)×天然薄茶髪の新内。変わった時期にやってきた転校生の新内は光を透過しキラキラ光る明るい髪と色素の薄い瞳で、目つきも悪い。地方の進学校にはいない見た目の派手さに反して?学年1位をとってしまう秀才。無表情どころか目が合えば睨んでくるし、綺麗だけど近付き難い雰囲気をまとっていて誰も話しかけられない。そんな彼から目を離せない七種はある休日、街中のTVでロケット打ち上げの中継に見入っているとわずかな距離に新内を見た気がした!?・・・彼に近付きたい一心で、子供の頃ロケットが好きだった七種はそのころ読んだ本を手に「勉強を教えてほしい」と声をかける。それをキッカケに一気に懐いてきた新内は「ななち」とあだ名までつけて呼んでくる!「くっそカワイイーーー!」その後、目つきの悪さや転校してきた理由などが分かるのですが・・・無愛想とくっそ可愛い笑顔の振り幅よ!←悶えるわ!元は無気力気味だった七種が新内の出現によりハートに火をつけられちゃって奮起するところなど、アオハルの甘酸っぱさがぎゅっと詰まった作品でした。気持ちが濁ってきたら読みたい。表紙に描かれた炭酸飲料のボトルや空の色の青さが真夏の光に映えて、一気に爽やかさを運んできてくれそうです♪私もななちのように「心の機微に聡く」なりたいデス。
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