雪の下のクオリア
」のレビュー

雪の下のクオリア

紀伊カンナ

雪の下のクオリアとは、、

2021年11月15日
一体なんなのだろうと思いながら、先日のセールで購読。追っかけレビューです。
大切な人に愛されたい。
優しくされれば誰だっていい。
好きになった相手に愛されたい。そう思っていたのはどちらだったのか?
ひとつひとつのさりげないコマの中に掴み所のない互いの心情表現や、違う過去や境遇をもつ2人が繊細でありながらも近づき補い合っていく姿にあたたかいのに泣きたくなる。
大好きだったお父さんに教えて貰ったニリンソウ。
1つの茎から1輪の花が咲き、追いかけるように2輪目の花をつけると言うニリンソウ(春の植物)の花言葉、友情、協力、ずっと離れないとなっていました。
とても素敵なエンドです。。
どこかアニメの細田守監督を思い浮かべ、感性が類似しているような錯覚を覚えました。
あたたかくて優しい多幸感に包まれる御本。
いいねしたユーザ7人
レビューをシェアしよう!