二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
」のレビュー

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー

高瀬志帆

受験だけではない

ネタバレ
2021年11月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供4人を東大に合格"させた"カリスマママさんをテレビみかけて、かなり強烈なインパクトを受けました。そしてその方は今中学受験アドバイザーとして活躍中。自分自身、中学受験しましたが、数十年前の地方の国立大学付属中だったので、模試なんてないし、同じクラスで受けた子数名も含めて塾も行っていません。そもそも受験して行くような中学はそこくらいしかなかった。それがあったので、この作品を読んでみようと思ったのですが、別世界です。模試、偏差値、併願校、受験料など、大学受験をしたときを思い出してなんとなくイメージできるのですが、それを小学生がやってるんですよねーーー。夏期特訓だの合宿だの、課金ゲームと一緒というのも、うなずけます。最初は、小学生にこんな思いさせてかわいそう、と思っていましたが、だんだん、塾の先生がこんなに一人一人のことを考えて、友達との絆もできちゃったりして羨ましい、とさえ思えてきました。
黒木先生の裏の顔は、以前の塾で受験に失敗した子のことをサポートしていると思っていたのですが、なんと「子供の相対的貧困」に繋がっているとは!!(塾に行けない家庭が、相対的とはいえ、貧困といわれるなんて、ちょっとおかしいと思いますが。)
生徒の中では、自分の好きなことに気づいてもらえて伸び出した匠くん、トップでイヤな奴だったけど家庭事情が大変で、でもその中で成長していく嶋津くんを応援したくなってきました。その他の生徒たちも、第一志望か、せめて第三志望ぐらいまでは合格して欲しい!
最後に、絵にかんして、タレ目のキャラが複数いますが、タレ目すぎるというか、ちょっと気持ち悪いです?
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!